最近めっきり涼しくなって来ました。 灼熱の砂漠にも秋風が吹くようになると、今まで張り詰めていたものがフッと解かれたようで気が抜けた感じだ。 何となく気怠さや鬱気味な自分に気付く週末です。 特に記憶力に不安を感じる。 ゴミを纏めて外に出そうとしていたが、洗濯物を片付けてからいざ出そうとするとゴミ袋が... 続きをみる
2019年9月のブログ記事
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ハチ公前で彼の母親を見つけるのは容易であった。 友達や恋人をウキウキしながら待ち合わせしている人々に混じって、明らかに挙動不審な異常な形相のオバさんが一人いる。 彼に確認をしてから、決意して声をかけた。 ギロリと僕の顔を一瞥してから、突然「アッ、アンタは良い人だ!ワシには分かる」と叫んで僕の手を取... 続きをみる
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あれも40年程前の事であります。 当時横浜で仕事がてら学生寮の寮長もしていた時でした。 多くが横国大や神奈川大の学生でしたが、その学生の一人から相談を受けました。 彼の新潟にいる母親が精神的におかしくなって何百万円の大金を持ち出し、彼の所に向かっていると言うのです。 父親から連絡があったのですが、... 続きをみる
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霊の話は今回お休みしまして、LAからベガスに帰る途中で興味深い像を見た。 最近は飛行機で行き来していたので長らくハイウェイ 15を運転していなかったが、2カ月前に道の横に有るインデアン居住区の公園に「64」の文字がだけが大きく見えていた。 64で思い浮かぶのはの有名推理サスペンス「ロクヨン」ぐらい... 続きをみる
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今日はLAに帰って来ている。 奥様から「もう~姫とか霊の話は要らんわい! 明日の朝食用のパンが無いのが問題だ!」と言われたが、「パンが無いならパンケーキを食べたらどうか?」と心の中で呟きながら六の宮の姫君の話の結末を書くオジサンであった。 さて、手代木さんに憑依している霊が「六の宮の姫君の様な不甲... 続きをみる
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手代木さんの霊現象解決の鍵を持つ本と言うのが芥川の短編小説「六の宮の姫君」でした。 ブログなのであらすじを長々と書けないので簡単にまとめます。 平安時代のお話です。 父母に愛されて育った六の宮の姫君でしたが、その父母が亡くなり生活苦に陥ります。 乳母の薦めで貴族の男性に嫁ぎますがそれも束の間、新婚... 続きをみる
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あれは40年前の秋の事でございます。 落ち葉が道を覆う頃、一人の女学生が教会に伝道されて来ました。 (ここまでは大奥のナレーション風に読んで下さいな) 法政大学で日本文学を学ぶ彼女は、色白でロングヘアーの見るからに華奢な女性でした。 伝道した矢沢さんと応接室にいたので僕は(若い時なのでオジサン表示... 続きをみる
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今回LAに帰った時に、またまた凄まじい本を奥様から渡されてしまった。 「主婦の友」の新年号付録「家庭作法寶典」である。 昭和8年の本だ。 昭和8年と言えば日本は国際連盟を脱退し、ドイツではナチスが台頭して来た時代だ。 アメリカはフランクリン ルーズベルトのニューディール政策だな。 なんで戦前の本が... 続きをみる
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今日はLabor day の休日です。 折角LAに帰って来ているので家族4人で映画を観に行った。 車で5分のモールの中に映画館はある。 近場にショッピングモールがあるのは有難い。 台湾系のモールなのかダイソーやカレーハウスなど日本関連のお店が目立つ。 観たのは”Angel has fallen” ... 続きをみる