砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

風の強い日

朝、出社すると冷凍物の仕入れ担当が「中国産冷凍鰻の蒲焼を大量に仕入れる事を検討している」と言う。


「何で?」と聞くと「3期目の習近平体制が始まったので、台湾戦争が始まるリスクが強くなった。

となると米政府は中国産商品の輸入を止めるので、売筋のウナギを在庫しといた方が良い」と言う。


当たって欲しくない予想だが、最近はマサカと思う事が現実に起こる年である。


台湾有事となれば、日本も巻き込まれる。


日本は半導体導体の45%近くを台湾から輸入しているので、有事の際の企業に対する被害は大きい。


台湾のみならず尖閣も取りに来る可能性も大だし、戦略的には宮古島や石垣島の基地を叩きに来る可能性はあり、戦争は飛び火する恐れがある。


最悪のシナリオが起きた時に、日本はその準備が出来ているのであろうか。


中国の弾道ミサイルがEEZに5発撃ち込まれても、政府のあまりに鈍感な反応に、海外から客観的に見ていると心配になってしまう。


話は変わるが、先週の土曜日にラスベガスの隣りの市であるヘンダーソンで「日系秋祭り」が行われた。





顧客の何件かが出店していたので、様子見兼ねて参加して来た。



琴に日本舞踊、太鼓や御神輿なども出てジャパニーズカルチャーの人気はまだまだ衰えない。



風の強い日だったので、人が集まるのか少し心配だったが、風にも負けず祭りはかなりの盛況であった。


ヘンダーソンのダウンタウンはきらびやかなラスベガスとは打って変わって、素朴な古き良きアメリカの街並みの雰囲気がある。





こうした町のメインストリートには両側に地元からミリタリーサービスに参加している兵士達の写真が飾られている。



ミリタリーサービスに参加する者達は、その町のヒーローなのだ。



地元の人達の応援に、兵士達もモチベーションが上がる事だろう。





有事の際は国を守る為に真っ先に命をかける自衛隊の若者達だが、その扱いにアメリカとは随分とギャップがあるとメインストリートをドライブしながら感じました。


今年もあと少し、平和の維持は簡単ではない事を感じる風の強い日でした。


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