砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

手荷物検査のスリルとリスク

今年はクリスマスが土曜日なので2連休。

久々にクリスマスは家族と祝えそうだ。


プレゼントはAmazonで送ったが、何か持って行かないとお魚屋さんとしては格好が付かない。


車で帰る時はもちろんだが、飛行機で帰る時も一品二品はサカナを持って帰るようにしている。



手ぶらで帰ると釣果のない時の漁師のような気不味さが漂う。

ドアを開けて顔を確認した後は、何を持って来たのか確認されている気がするのだ。

出稼ぎ夫の宿命だろうか。


今回は売り切れて何にも無いと言うと「つまんね〜会社だなぁ〜!」とチコちゃんのような暴言を吐かれたりする。



しかし、飛行機で生鮮食品を持って帰るのはスリルとリスクがある。


空港での手荷物検査に必ずと言って良いほど引っかかるからだ。




何故ならば彼らが見たことのない物ばかり持ち込もうとするからである、


先回も手荷物検査に引っ掛かったのはマグロ、ヒラメに牛肉。

牛肉はともかくとしてマグロの切り身など見た事が無い係員が多いのだ。


あ〜あだこうだ説明がややっこしい。


日本食はインターナショナル フードになったと言っても、寿司や豆腐を食べた事ない人はアメリカにはまだ多いのだ。


チョット前は豆腐が引っかかって「捨てろ!」と言われた。

奈良漬はピックルと言ってセーフだったが、豆腐の容器内の水分がダメらしい。


ダメな物は送り返すか廃棄処分だ。


松茸も怪しまれた。

「パウンド50ドルの特別なキノコだから捨てるな!」と言ったら新種のヤクかと怪しまれた。


奥様が夕食節約の為に「おにぎり」をアルミに包んで持たせてくれ時も大変だった。

まず形が怪しい(見方によっては爆弾ぽい)


「何だコレは?」と聞かれるので「ジャパニーズ ライスボール!」「寿司と同じで海苔でご飯を包んでるんだ」と説明するが何処かの島の出身らしく寿司も知らない。


「決して危険な物では無い」と言ってその場でパクリと食べてみせて、やっと通してもらえた。


せっかく奥様が作ってくれたおにぎりを捨てられてはいけません。


まあ何度もそんな事を繰り返しているので、最近は係員の何人かは僕の顔を見ると「また〜怪しい物を持ってくる奴が来たぞ〜」と思っているようだ。


今回は奥様の要望で「カツオのたたき」を持って帰ろうと思う。



手荷物検査をスルー出来るかのスリルとダメだったら捨てなければならないリスクを超えてロスの家族の元に物を届ける運び屋の私。


今回は無事スルー出来るかな。

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