砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

「昨日より今日、今日よりも明日」

今日はGerman Bread Bakery に行って来ました。



お目当てはStollen (シュトレン)。


昨年他界された友を偲んび、彼がドイツ留学で好きになったシュトレンとコーヒーを用意した写真を友人がLINE 上にアップしているのを見て、無性に食べてみたくなったのだ。



ネットでも買えるが時間がかかる。


食べたいという衝動がある時に食べた方が美味しいに決まってる。


ネット検索するとアパートの近くのGerman Bread Bakery で売っているというではないか。


行ってみた。


確かにドイツ人らしいお店だ。



このクリスマス シーズンなのに無駄なデコレーションなどは何も無い。

壁は白く、そこにはただパンだけが並んでいた。


カワイイ系の絵とか癒し系などは関係ね〜という感じだ。


日本的発音で「シュートレンあるか?」と聞くが通じない。

いかにもドイツ系の訛りがある若い女の子は首を傾げて聞き返す。

「ほら、クリスマスが近づくとドイツで食べるパンがあるだろう?」と聞くと「あゝ〜シュトレンね!」と言って出してくれた。


トにアクセントがあるようだ。


ヨーロッパの発音はその国ごとで大きく変わるから不思議だ。


ドイツ語のカール大帝(フランク王国)が英語でチャールズ、フランス語でシャルルになるんだから....

オヤツのカールおじさんは、シャルルおじさんと読んでも良いのか⁉︎



さて、お目当てのシュトレンを手に入れて、その他にも2、3買った。



血糖値のボーダーを軽く越えそうな買い物だ。


しかし、食べてみると見た目より甘くは無い。



中にナッツ、レーズン、オレンジの皮などが入っているという。

ほのかなホロ苦味はオレンジの皮が引き出しているのかな。


さすがドイツ! 重厚な味わいだ。


ドイツではクリスマスを待つ4週間の期間にシュトレンを少しづつスライスして食べる習慣があるそうだ。


フルーツの風味が時間の経過と共に熟成して「昨日より今日、今日より明日」と美味しさを増しながらクリスマスを迎えると言う。


「昨日より今日、今日よりも明日」って良い言葉ですよね。


コロナ禍のみならず世の中色々と不条理が事が多いけど「去年より今年、今年より来年」と良き年になってくれる事を願いながら食べました。


また、他のパンも試しに行ってみようと思います。


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