砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

謎の魚ウナギの完全養殖成功。

日本のニュースを見ていたら「ウナギの完全養殖」の取材をしてやっていました。



2010年に国立の水産機構が完全養殖の道を開いたが、今回は近畿大学での成功で世界初の快挙だそうだ。



日本凄い!近大凄い!


ウナギは古来から初めと終わりが分からない「謎の魚」とされて来ました。


川や池の泥の中に生息するので賢人アリストテレスをして「どろから生まれて来る」とまで誤解させたほどです。

駿河っ子なのでウナギと言えば浜名湖で、子供の頃はここで取れる淡水魚と思ってました。


実際、家の近くの吉田川や巴川で爺さんがウナギを捕まえて来た思えがあるので、淡水魚と思ってもしょうがない。


このニホンウナギ(ジャポニカ種)が遥か遠い遠いマリアナ海溝で生まれて、長い長い旅をして来たなど夢にも思いませんでした。

(ヨーロピアン ウナギ(アンギュラ種)はサルガッソ海)



ウナギの生態に関しては随分と昔から色んな学者が調査して来たが分からなかったそうです。


ウイーン大学の若き医学生がウナギの生殖機能を探す為、400匹ものウナギを解剖しまくって論文を書いたが、結局は解明出来ませんでした。

この医学生の名はジークムント フロイト。

後に精神分析学の父と呼ばれる彼です。



「無意識の研究」「夢分析」で有名だが、きっと彼の夢にウナギが化けて出て来ていたに違いあるまい。


ニホンウナギは絶滅危惧種としてレッドリストにのるぐらいに、漁獲量が激減しています。


私ら魚屋としてもウナギが店のメニューから消えてしまうのは辛い。


アリストテレスもフロイトをも超えた近大の研究者に頑張って頂いて、美味しいウナギを安く食べたいですね。

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