11月も中旬になりましてグッと寒くなってきました。
11月7日は他界した母の誕生日でした。
他界した方達は、私たちが思い出してあげないと生きていた証を忘れてられてしまいますよね。
今日の朝、会社の仕事でシシトウガラシをお客さんに分けていたら、フッと母の事を思い出しました。
小学生の頃、寒い季節がやって来ると登校する道も冷たかったです。
当時通学路は舗装されて無い道も多く、氷や霜柱を踏みながら登校でした。
特に寒さがきつい朝に母が唐辛子を靴の中に入れてくれました。
歩いている内に足の裏がポカポカ暖かくなって来ます。
「唐辛子にこんな使い方があったんだ」と驚いたのを思えています。
農作業で忙しい母でしたから毎朝という訳ではありませんが、寒い日には有り難かったです。
しばらく歩くとボカポカして来るので「あゝ今日もお母ちゃんが唐辛子を入れてくれたんだ」と母の仕業に感謝したものです。
小学生の頃の靴はどんなのだったかと思い出そうとしてもはっきりしません。
田舎の小さな呉服屋で「月星」とかいうメーカーの靴を買ってもらっていた記憶があります。
もう存在しないメーカーかと思いきや「ムーンスター」と会社名を変えて人気靴メーカーになっていたんですね。
失礼しました。
母の誕生日に忘れていた思い出を、1つ思い返せた事が感謝です。
寒空に 靴を温める 唐辛子 母の仕業に 心温まる