砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

アメリカの日本食事情(その2)

日本では食べれてアメリカでは食べられない食材がいくつかある。


まず、赤貝、フグなどの毒性の物はダメだ。
NEW YORKではフグの扱いが公認されている会社もあるようだが、一般的にフグは禁止されている。


クジラもダメである。
アメリカの捕鯨反対の風潮は根強いものがある。


かつてサンタモニカで密かにクジラを仕入れた人気店が見つかって、否定したがDNA検査で追求されてしまった。
やがて消費者の反発と風評被害を受けて最終的に店は潰れてしまった。


日本では理解が難しい食文化の壁が国を超えればあるわけだ。


少し前までは許可された食材でも、急に禁止される物もある。


白海老も輸入禁止になってしまった。
「え!どうしてダメなのか?」と聞いてみると、白海老を獲る時にウミガメの赤ちゃんも獲れてしまうのが理由のようだ。



ウミガメはアメリカでは人気が高い海の生き物だ。
ハワイでは「神様のお使い」である。


確かに日本でも浦島太郎の話のように「竜宮城のお使い」になっている。
イジメてはいけないのです。


世界の中にはお互いに理解し難い食文化がある事は確かだ。
これをうまく理解しないとトラブルに巻き込まれてしまいます。


アメリカでビジネスをさせて頂いているので、アメリカの規則は守らなければなりません。


実はインターネットでの物流が世界的に発展して来ているので、日本からの鮮魚をインターネットで販売する業社も出てきた。
日本の会社が主体で余りアメリカの食品規制に詳しくは無いようで、禁止されている白海老を平気で売っていた。


それを仕入れたお客様がFacebookにアップしてあったので大変だった。


「この写真がFDA(米国食品医薬品局)に見つかると、業社もお店も罰金取られますよ」と注意させて頂いた。


便利な時代にはなったが、国を超えると相手側のルールや、規制知識をしっかり把握しなければならない。


白海老も食べたいが、美味しい富山の白海老は日本に帰国した時に味う事にしよう。


たぶん「馬刺し」などもアメリカでは止めといた方が無難であろう、馬もアメリカ人のお友達なのだ。


フェアーを重視する国柄なので、ムチャクチャ食べられている牛や豚が「差別だ!」と文句を言わないのだろうか。


FATHER'S DAY

今日はFathers’s Day (父の日)である。


Mother’s Day(母の日) に比べて、この盛り上がりの無さは何だ!


シャアハウスにいるSさん、Yさんも自宅に帰っているのでオジサン一人であるが気楽と共に、ものの哀れも増す「父の日」であった。


土曜の夜は外風吹く中YouTube で「子連れ狼」を見ていた。
う~ん、父子の関係も中々重要である。


しかし、母は食事を作ったり身の回りの世話をしたり、具体的に実体的に子供達と接する機会が多いのが「母の日」の強さかもしれない。


友人の牧師さんが話していたが、刑務所で「母の日のカードが必要な奴は手を挙げろ!」と刑務官が聞くとハイ、ハイ、オレ!と先を争って手を挙げるのだそうだ。
強面の囚人もデカイ体を小さく丸めて「I love my mom」と言いながらマザーズデイ カードを書くそうである。


ところが「父の日のカードが欲しいもの者!」と叫んでもシーンと誰も反応しないそうだ。
どうも父親の人気は今一つのようである。


オジサンはこの歳になって父親に感謝の思いが高まっている。
もちろん母にも感謝の念が深いが、20年前に他界した父に感謝している。


母と子は色々な面で直接的につながっているが、その背後に常に父がいて間接的な絆がある様に思える。


働いて生活を支えているのも父親場合が多いし、学校の進路などを含めて要所
要所で父の存在は重要であったと思う。


母が横的に対して、父はより縦的な存在なのかもしれない。
母は正面から教育するが、父は後ろ姿で教育するのだ。
(何のことか良く分からないが....)


今日は「父の日」なので息子達からの「Happy Father's Day」のテキストを見ながら、他界した父の思い出を数えてみた。


せっかくの記念日なので「Incledable Ⅱ」の映画を見にいた。



アメリカ映画では珍しく家族の大切さを描いた映画で面白かったですよ。


でもやはり母の方が強かったかな。

アメリカの日本食事情(1.沢蟹)

先回、アメリカの日本食事情について語った。
オジサンがこの業界に入ったのはかなり前だが、ロサンジェルスとサンディエゴまで営業していた。
この時は鮨屋と言えばほとんどは日本人の時代であった。
はじめは魚の名前もよく分からない時だったが、鮨屋の親方に魚の事、営業のイロハを教えて頂いたものだ。
個人的なお付き合いをさせてもらう事も多く「従食、食べて来な」といわれ、従業員と一緒に昼飯を食べさせてもらいながら色んな話を聞かせて頂いた。
自宅に招待して頂くことも多々あった。


日本鮮魚も今ほど流通が良くなかったので冷凍品が多く、今ほどには築地や福岡から直行便を入れる事も無かった。
だからこそ日本から来る貴重な鮮魚を大切に使っていただいたような気がする。
魚を取る漁師さんの苦労も理解できるからだろう。


鮮魚は工業製品では無いので中には血が飛んだり傷があったりする時もあるが、それはそれでクレジットを出しながら何とか使っていただいた。


鮨屋の親方も魚への愛情があり「せっかく海を越えてアメリカまで送られてきたのだがら、何とか使うよ」と言ってくれたりしたものだ。
やはり日本人には魚を食べる食文化があり、鮨や刺身で食べる仕事が出来る技があった。
食べ方のみならず、食べるルールも分かっていた。


オジサンが営業を始めて間もなくの頃だが、業界に大きな事件が起こった。


沢蟹を生きたまま客に出して、パラサイト(寄生虫)が体に蔓延して入院したそうだ。
裁判で5億ドルの罰金が請求された。(店はつぶれた)


詳しく聞くと中国か東南アジア系の板前がお客さんとジャンケンをして、負けた方が罰として沢蟹をウォッカと共に食べるというゲームをしていたそうである。
食べ物で遊んではいけません。


沢蟹を生きているまま食べるなど理解できないが、日本食を表面だけ真似ると大変な事になる例である。
真鯖を酢で絞めたり、天然鮭は冷凍してから生食するなど基本的知識が無いと問題になって来るわけだ。
最近はどこもかしこもSUSHIをサーブする店が増えたが、表面的な日本食では無く理解して頂きたいものです。


「沢蟹事件」のようなニュースが出ると、日本食は危ないとかSUSHIは危険とか言われてしまうので業界の者としては気が気ではない。
またFDA(米国食品医薬品局)は問題が起こるとその度に規則を作ってきており、いまではSUSHIを握るのは素手ではだめで、基本的には手袋をしなければならなくなっている。


昔からの鮨屋さんは「これじゃ~な」と嘆く人も多い。


今やSUSHIは世界中で愛されるフードとなり、オジサン達の仕事も増えて行くわけだが伝統的日本食文化の基礎も引き継いで行って貰いたいものです。
もっとも寿司の発祥は韓国と言う人もいたなあ........。


今では万民に理解できるように沢蟹のパックには「fully cooked! don't eat raw」と表示してあります。