ロンドンからのサギ
詐欺も国際的になっているらしい。
少し前に日本領事館からのメールでメキシコの土地絡みの投資詐欺に注意するように知らせが来ていた。
小心者のオジサンには投資とかマルチ商売は「絶対騙される」との確信があるので手を出さない。
かえってマズは当たらないと分かっているロット(宝くじ)の方が、儲からなくても夢を買うようで、まだOKだ。
最近オジサンの周りでも色んな詐欺電話が多発している。
皆に聞くと「貴方のソーシャル セキュリティ ナンバーが悪用されている様なので連絡下さい」と言うやつだ。
電話して番号を伝えれば銀行やカード会社はソーシャル セキュリティ ナンバーを本人確認の手段にしているので、なりすまし詐欺に使われてしまう。
今日、同僚が深刻な顔をして「大変な事になった」とボヤく。
「イギリスはロンドンから手紙が来て、むこうの弁護士が言うには僕の遠縁にあたる人が亡くなられて膨大な遺産を相続する者を探していたら、『貴方を見つける事が出来た。3億ドル程の資産を相続する意志はあるか?』」と言う事だ。
そりゃ〜誰でも3億ドルは欲しい。
彼は連絡しようかどうか迷っていたので、皆の意見を聞きたいと言う事だ。
やはり「亀の甲より年の功」である。
我が社の誇る73歳の師匠が反応した。
「あ〜オレもそんな手紙貰った事あるぜ、『3億ドルの相続権を保証するから弁護士代の1万ドルを送って下さい』って言ってくる詐欺だ」と言われる。
するとボスも「おれの所はドバイやオーストラリアから来た」と言う。
イヤ〜詐欺も国際的になったものである。
大体っから自分の親族がイギリスやドバイにいるか否かなんてチョット調べれば分かりそうなものである。
しかし、こうした手紙を何千、何万と送っていれば一人二人は引っかかる人がいるので何時迄も続いているのだろうか。
周りからは騙されやすいとお墨付きのオジサンだが、何故かこうしたメールや電話は来ない。
コレは不思議である。
まあオジサンは時たまスーパロッタリーを買うぐらいだが、前に長男から「お金は汗水流して稼いだから価値があるんだよ」と言われてしまった......。
オジサンも夢を見たくなる時があるんだよな〜
まあ、こうした詐欺に時間と労力を費やすなら、もっと他に出来るのではないかと思ってしまう。
さて今日も「サギデカ」をテレビで見て悪い奴らを研究しよう。
「うまい話には裏がある」と昔の人は上手い事を言ったもんだ。
クワバラ クワバラ。