砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

昔の日本人の親戚

定期検診に行って来ました。


担当が若いブロンドの女医になってチョット困惑。


高齢化して自然に色即是空となっていても、デリケートなゾーンを検診されるのはチョットねぇ〜
担当医を変えてもらおうかな。


検診前にナースが「レッド、ハウス、カーの三つの言葉を覚えておけ」と言われ検診後に聞かれるのだが、コレはどうもアルツハイマーの可能性を調べるテストのようだ。
時計を描かせるテストも有りました。
今回は何とかアルツハイマーはクリアー。


そうゆう年齢なんだよなぁ〜とため息をつく。


女医さんから「遺言は書く準備はしているか」とも聞かれる。
「まだ用意していない」と答えたが、アメリカでは65歳以降は遺言書を勧めているようだ。


ドクターオフィスに行くと毎年、何枚もの質問フォームに答えなければならないが、今回気になった事が幾つかあった。
同性愛者、異性愛者、バイセクシャルか聞いて来たり、人種的分類の質問が前より細かくなって来ている。


まあ全ては医療の分析に役立つのだろう。


困ってしまうのが病気の遺伝子的情報を聞かれるところだ。
若くして日本を出ているので、家族までは分かるが、親族全ての医療情報などは知るよしもない。


この辺の質問がかなりの量ありまして、あらためて先祖からのDNA情報が自分の身体に大きな影響を与えているかが分かりますね。


ついでにTdap shot (ジフテリア、百日咳、破傷風混合ワクチン)打たれて帰って来ました。


ラスベガスに日本人はさほど多く無いのだが、やはり人種による遺伝子的特徴はあるようだ。


先日NHKのフロンティアという番組を見ていた。



日本人持つDNAは中国や韓国などの東アジア人のとは異なる遺伝的特徴を持っており、その原因は現代日本人が「縄文人」のDNA的な影響を受けているからだそうだ。



現代の日本人は弥生と縄文の遺伝子を平均して幾らかの割合で持っていると言われます。


日本人に多い病気なども、何かしらの先祖からの遺伝的影響があるかも知れませんね。


さて、その縄文人のDNAと極めて近い人達がタイ南方に住むマニ族だそうだ。



2022年のノーベル生理学、医学賞に選ばれた革新的技術である「古代DNA解析」により解明されて来たそうです。


最初の日本人の親戚がタイの密林にいたとは驚きです。



6〜7万年前にアフリカを出発した人類がユーラシア大陸を北周りではなく、南周りしたグループに縄文人の先祖がいたと言う事でしょうか。





現代日本人には見えないが、う〜ん何処となく親父に似ている気もする。


私は家族の中では弥生系のボ〜とした顔立ちだが、父と兄や弟の顔は縄文系である。
またドクターの遺伝子的情報の質問から、遠い遠い先祖のアフリカからの壮大な旅路(グレートジャーニー)に思いを巡らせました。




やはり砂漠が身体に合わないのもDNA的理由かもしれません。

心の原風景

4月8日の皆既日食はアメリカ東海岸ではよく見れたようなので、ニューヨークの息子夫婦に感想を聞くも反応が無い。

「忙しいのかな〜」と思っていたが、1日遅れて返事が来た。

ニュージーランドを旅行しているようだ。



確かに昨年次はオーストラリア辺りに旅行すると言ってました。


何枚かの写真をText で送ってきた。




綺麗なところですね。


砂漠に住んでる私としては、水を見るだけで嬉しくなる。



映画「ロード オブ リング」の撮影に使われたホビットの村が有るそうです。




確かオーストラリアでは「スターワォーズ」の撮影場所に行くとか言ってました。


旅好きの二人、なかなか人生楽しんでいるようです。


私は今年のボーナスを新車購入に注ぎ込んでしまったので、旅行は来年まで無し。


旅に出るとしても、ヨーロッパとかアフリカには興味は湧きません。

来年も日本でしょうね。


人生の後半に旅で探したいものは「原風景」です。


人の心の奥にある原初の風景、懐かしさの感情をともなう心象風景があるといいます。



それは子供の頃に見た故郷の風景かもしれないし、或いは先祖が見て来た風景がDNAの中に記憶されているかも知れません。


5万年前に始まったアフリカから日本へのグレード ジャーニーの中で、先祖が見て来た物も含まれているかもしれません。



私の望む原風景は山、野原、川か海が含まれるので、先祖は海岸沿いに旅をして来たのかも知れませんね。


乾燥した砂漠は嫌いなので上の道は通って来なかったんlでしょう。


さて、昨年は北海道まで行って来たので、来年は九州方面を旅してみようかなと思ってます。


心の原風景が見つかれば良いのですが。

天体観測と複雑な人間社会。

今日4月8日はアメリカの東側は皆既日食で盛り上がっていました。


残念ながらラスベガスは一部の日食しか見れない部分日食です。


それでも11:20AMには社員皆んなで世紀の瞬間を目撃しようと外に出ました。


目では太陽が欠けて行くのが分かるのですが、携帯で写メしても残念ながらちゃんと写りません。


人間の目って凄いですね。



太陽と月と地球が一直線となると皆既日食が起こります。


西海岸は暗くなる事はありませんでしたが、完全に太陽が月に隠れる現象に昔の人は驚いたでしょうね。


太陽が神と思っていた時代には「天変地異」として、さぞかし恐れ慄かれたでしょう。


そんな天体の動きをあれこれ考えていると、人間世界の細々とした争いや問題が実に小さく見えてしまいます。


折しも先週末にAmazon Prime VideoでCIA 分析官 JACK RYANをシリーズで見ていました。(2018の作品)



世界で起こるテロをJackが神がかり的な閃きで解決してゆくTOM CLANCYの傑作です。


昔はハリソン フォードが演じていましたが、Amazon Prime では若手の俳優が演じています。


テロ事件の背景に人種、宗教による差別、貧富の差なども描写されています。


そんなビデオを見続けていた後なので、日食見ながら壮大な天体の動きと複雑な人間社会を同時に頭の中に叩き混んでる状態に、変なアンバランス感を感じる1日でした。


宇宙単位で考えたら、地球という小さな星で生かされている人類が、共存する為に協力出来ないはずは無いですよね。