砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

何処に行くにもパスポートは必要⁉︎

昨日は我が社の会計をされていたN子さんが、いよいよ日本に帰られるので荷物ピックアップして空港に送ってあげました。



45年もアメリカで過ごし、1人島根の故郷に帰る気持ちは複雑だろうからあえて聞きはしませんでした。


早くに亡くなった夫の写真を持って、日本での新たな生活は色々不安もあるだろうと思います。


大病に罹らなければずっとアメリカにいた訳ですから、人の人生とは分からないものです。


フライトまで時間があったので、2人で近くのイタリアン レストランで食事をしながら、たわいも無い話しをしてました。



前にもブログしたが、この会計のお姉さんはコロナ パンデミックの時に半年ほど意識不明の重体で、そこから不死鳥のような奇跡的復活をした方です。


その意識が無かった時に幽体離脱と言うのか分かりませんが、不思議な霊的体験をされたそうです。


若い時にすごしたニューヨークで双子の兄妹の背後霊のようになり、半年ほど色々と成長をサポートしていたと言うのです。



しかし自分自身の姿格好では無く、意識は同じなんだけど別の顔の女性として存在していたと言う。


やがて、その任務(?)の期間が終わり、日本に行かなければならなくなるが、飛行機に乗る為のパスポートの写真と顔が違う。

どうしようと思っていた時に意識が戻って来たと言うのです。


かなり長い霊界のストーリーがあったそうだが、その一部を話してくれました。


ニューヨークにいる双子の兄妹が実際にいるのかどうかは確認しようが無いが、本当にいたら面白い。


飛行機に乗る所で何か問題があって乗れずに、死の淵から帰って来たと言う話しは何度か耳にした事があります。


最近入社したI 君はシアトルの会社で10人程のスタッフ全員がコロナにかかり、その内3人が死亡したそうで。

I君も高熱と咳で死にかかり、意識朦朧の中で飛行機搭乗口の列に並んでいたそうだ。



パスポートチェックのカウンターで、自分の番が来たがチェックした係員が「これでは乗れないから帰りなさい」と言われた時にハッと意識が戻り、死の淵から戻れたそうだ。


あの世に行くのもパスポートがあるんですかね⁉︎

国境もあの世の境も、何処に行くにもパスポートが大切なんですね。


長く生きて色んな事を学んだが、ことアノ世となると分からない事が多い人間です。


空港のゲートの奥に消えて行く会計のお姉さんに手を振りながら、そんな事を思ってました。


レストラン ショーに参加しました。

今回参加したBar & Restaurant Show は約5万人参加の大イベントでした。


2月にもレストランショーがありましたが、その時より忙しいかったように思います。


理由は簡単でBarが入っているので、色んなお酒が飲み放題。

レストラン業界はお酒が売れてなんぼの商売なんですよね。




レストラン関連の食材コナーは1番奥になっていたので、こちらに来るまでにかなりお酒が入って陽気に出来上がっちゃっていました。


今回もJETRO(日本貿易振興機構)が日本の農水産物を海外輸出を企画している中小企業をサポートする為に、コンベンション内のかなり広いエリアを借りられて60社程が出店していました。


弊社は日本から水産物を送って頂いている業社さんのブースでのお手伝いでしたが、ハマチのサンプルが大好評でかなり忙しかったです。



これはハマチの刺身に醤油とオリーブオイルで味付けして、味のアクセントとして柚子胡椒。



コレが中々の評判でしたね。



さて最近のJETROの積極的な取り組みは、福島第一原発のALPS 処理水の海洋放出に対して中国政府が理不尽なイチャモン付けて、日本の水産物輸入を全面的に禁止しているからです。



長期化も懸念される中、日本政府としては新たな市場を開拓して行かなければならないのです。


弊社も日本の農水産の海外輸出を少しでも協力して、関連する水産業界の中小企業をヘルプ出来たらと思います。

日本の業社が困っているなら、それを助けるのも私ら海外にいる日本人の使命ですね。


しかし、中国政府がいくら輸入禁止しても、ラスベガスの高級日本食レストランで日本の高級鮮魚をガンガン食べるのもチャイニーズと言う矛盾。


世の中何とも複雑な物ですな。


国土は広いんだから、もう少し心も大きく視野を広げて欲しいものです。

社会という名のジグソーパズルの1ピース

先週末の会社の年次総会とフードコンベンションに出店した為、かなり忙しくってヘトヘトです。

もう年には勝てないねぇ〜。


今日は身体を休めながら、ツラツラと数日を振り返っています。


今年の総会は全米のみならず、日本の姉妹会社からも参加してコロナ以降では久々に大きく開催する事ができました。

営業報告やこれからのプランなどを話し合った訳ですが、1番印象に残った話しを一つ取り上げてみたいと思います。


それは好成績を出した我がラスベガス支店長の報告でした。

通常この手のミーティングでは営業成績、経営の成功実例などを話すのですが「自分は複雑な事は考え無いし、信念とか理念とかよく分からないし.....」と全く違った話が始まるので一時はどうなるかと焦りました。


「自分の息子は障害を持って生まれたので、随分と障害者の施設などに行って色んな方と会って来ました。

そんな中で気付かされた事があります。


人は皆んな何らかの障害を抱えて生まれてきたのではないかと思うのです。

自分自身も極度の方向音痴で何らかの学習障害を持っています。

しかし、皆んな多かれ少なかれ正常に見えても性格や生き方、人間関係に障害を抱えながら生きているのではないのかと...。

 何処かかけた部分があるパズルのかけらのように。


ちょうどジグソーパズルが、それぞれ違った形のかけたピースから出来ているように、自分の息子も違った形をして生まれたパズルのピース。

でもこの社会を型作る大切な一つなんです。



会社の社員も会社を型作る大切なピースとすれば、ある仕事でなかなか当てはまらないとしても、他の仕事の分野では当てはまるかも知れないし。

本人が辞めると言わない限り、その人に合った場所を探そうとしてます。」と言う内容でした。


確かに支店長は問題を抱えている社員を周りがクビにした方が良いのではと思っても、一人一人の個性を大事にして適材適所で育てようとしてますね。


そこが成功の秘訣でしょうか。

「こいつ使えない!」といってクビにする消費型社会、気にいらない物は排除しようとする排除型社会ではなく、

「人は石垣、人は城」と人の個性を大切にする教育型社会、家族型社会であるべきですね。


完璧な人などこの世にいない訳ですから、私も色んな悩みや課題を抱えながらも、社会という複雑なパズルを構成する大切なピースとして役に立ちたいなと思いましたね。