砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

社会という名のジグソーパズルの1ピース

先週末の会社の年次総会とフードコンベンションに出店した為、かなり忙しくってヘトヘトです。

もう年には勝てないねぇ〜。


今日は身体を休めながら、ツラツラと数日を振り返っています。


今年の総会は全米のみならず、日本の姉妹会社からも参加してコロナ以降では久々に大きく開催する事ができました。

営業報告やこれからのプランなどを話し合った訳ですが、1番印象に残った話しを一つ取り上げてみたいと思います。


それは好成績を出した我がラスベガス支店長の報告でした。

通常この手のミーティングでは営業成績、経営の成功実例などを話すのですが「自分は複雑な事は考え無いし、信念とか理念とかよく分からないし.....」と全く違った話が始まるので一時はどうなるかと焦りました。


「自分の息子は障害を持って生まれたので、随分と障害者の施設などに行って色んな方と会って来ました。

そんな中で気付かされた事があります。


人は皆んな何らかの障害を抱えて生まれてきたのではないかと思うのです。

自分自身も極度の方向音痴で何らかの学習障害を持っています。

しかし、皆んな多かれ少なかれ正常に見えても性格や生き方、人間関係に障害を抱えながら生きているのではないのかと...。

 何処かかけた部分があるパズルのかけらのように。


ちょうどジグソーパズルが、それぞれ違った形のかけたピースから出来ているように、自分の息子も違った形をして生まれたパズルのピース。

でもこの社会を型作る大切な一つなんです。



会社の社員も会社を型作る大切なピースとすれば、ある仕事でなかなか当てはまらないとしても、他の仕事の分野では当てはまるかも知れないし。

本人が辞めると言わない限り、その人に合った場所を探そうとしてます。」と言う内容でした。


確かに支店長は問題を抱えている社員を周りがクビにした方が良いのではと思っても、一人一人の個性を大事にして適材適所で育てようとしてますね。


そこが成功の秘訣でしょうか。

「こいつ使えない!」といってクビにする消費型社会、気にいらない物は排除しようとする排除型社会ではなく、

「人は石垣、人は城」と人の個性を大切にする教育型社会、家族型社会であるべきですね。


完璧な人などこの世にいない訳ですから、私も色んな悩みや課題を抱えながらも、社会という複雑なパズルを構成する大切なピースとして役に立ちたいなと思いましたね。


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