砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

進化するお利口さんの車たち。

先週末にロサンゼルスに帰ったのは2つの理由がありました。

一つは車を買い換える事と、もう一つは奥さんの病院です。

通常のドクターは家の近くにあるのですが、内視鏡検査なのでハリウッドの近くの大きな病院に行きました。

検査に2時間掛かると言うので何処で時間を潰そうかとGoogle マップを眺めてみると、Barnsdall Art Parkと言う大きな公園がありました。


ここからはハリウッドの町が一望出来る。



ここは嘗て大資産家がオリーブの丘と呼ばれるこの土地を、屋敷ごとロサンゼルス市に寄付したそうだ、



思いがけない所で自然に触れ、散歩を楽しむ事が出来ました。



ハリウッド、ビバリーヒルズは前の会社のセールス担当エリアでしたが、こんなに落ち着く場所があるとは知りませんでした。



検査が無事終わり、奥さんを家に送ったらラスベガスに出発です。


アップグレードされた新型カムリでハイウェイ15をブッ飛ばそうと思いましたが、あいにくの大渋滞。


サンバラデーノ マウンテンを超えてるまでに、通常1時間のところ3時かかりました。





「十年一昔」と言いますが、車って進化のスピードが凄いですね。


お金が無いので標準装備のカムリですが、それでもAIによるドライブ アシストが凄い。


ブラインドスポットモニターや後ろから車来てるぞ〜のリアクロストラフィックアラート。


歩行者検出付き衝突防止システム。



車間距離を維持したりカーブ時のスピードも調整するダイナミックレーダークルーズコントロール。


車線外すなよ〜のレーンとレーシングアシスト(LTA)。

道路標識アシスト、オートマチックハイビーム(AHB)など、最新の安全技術が標準装備されています。


最近の新車では普通かも知れないが、10年前にこのスペックの標準装備はあり得なかった。


お陰で渋滞で延々7時間のドライブも、AIシステムの警告を何度も受けながら何とかラスベガスに到達する事ができました。

ドライブ介護のようなものですな。


人間はなかなかスマートになれないが、車はドンドンお利口さんになってます。


新車でのドライブはウキウキでしたが、しかしローン地獄と言う現実からは走り去る事は出来ません。



途中の町で早く払い終わるようにスーパーロットを買いました。



当たりクジもAIで教えてくれたら良いですね。

戦友プリウスとの別れ。

今週末は久々にドライブしてロサンゼルスに帰りました。


飛行機に慣れてしまったので、愛車のプリウスでハイウェイ15をブッ飛ばすのは半年振りです。


3月に入って少しは暖かくなったかと思ったが、風が強い日で土曜日は雨だそうです。



サンバラデーノマウンテンを越えればロサンゼルス。そして土曜日はプリウスとのお別れの日なので、労りながら峠を越えました。


ラスベガス本店設立を共に戦って来たプリウスも12年の年月が過ぎれば、かなり限界に近づいています。

マイレージも21万マイルを越えました。


ハイブリッドのメインバッテリーの寿命は20万マイル前後で3500ドルかかるので、涙を呑んで買い換える時と決めた訳です。


プリウスは私にとって愛車と言うより、苦楽を共にした戦友です。


今日は3月の終わりで年季の締めなので、ディーラーとの値段交渉が可能な日です。


漫画「聖お兄さま」に車を買うコツが載っていたので大変勉強になりました。



なるほど他メーカーとの競合値引きと言う手がある訳ですね。


ディーラーに良いディールをもらう為に、奥さんと車の中で計画も立てました。


ディーラーが値段を出したら、奥さんに不機嫌そうな顔をして「チィ!」と舌打ちをさせるのです。


「妻はその値段ではダメだと言っている!」と伝えて良いディールを取ろうとしたのです。


さて相手のディーラーも百戦錬磨。


私は「ビジネス イヤーエンドだから半額とは行かなくても25%引きから考える」と先の先を制する交渉から始めましたが敵もさるもの。

4時間の攻防の末に妥協点を見つけて新車を買いました。


オジさんカーの代表カムリです。


今まで頑張ってくれたプリウスと別れを惜しみ、ディーラーさんにプリウスとの記念写真を撮ってもらいました。



さらばプリウス、ありがとうよ〜。

何処に行くにもパスポートは必要⁉︎

昨日は我が社の会計をされていたN子さんが、いよいよ日本に帰られるので荷物ピックアップして空港に送ってあげました。



45年もアメリカで過ごし、1人島根の故郷に帰る気持ちは複雑だろうからあえて聞きはしませんでした。


早くに亡くなった夫の写真を持って、日本での新たな生活は色々不安もあるだろうと思います。


大病に罹らなければずっとアメリカにいた訳ですから、人の人生とは分からないものです。


フライトまで時間があったので、2人で近くのイタリアン レストランで食事をしながら、たわいも無い話しをしてました。



前にもブログしたが、この会計のお姉さんはコロナ パンデミックの時に半年ほど意識不明の重体で、そこから不死鳥のような奇跡的復活をした方です。


その意識が無かった時に幽体離脱と言うのか分かりませんが、不思議な霊的体験をされたそうです。


若い時にすごしたニューヨークで双子の兄妹の背後霊のようになり、半年ほど色々と成長をサポートしていたと言うのです。



しかし自分自身の姿格好では無く、意識は同じなんだけど別の顔の女性として存在していたと言う。


やがて、その任務(?)の期間が終わり、日本に行かなければならなくなるが、飛行機に乗る為のパスポートの写真と顔が違う。

どうしようと思っていた時に意識が戻って来たと言うのです。


かなり長い霊界のストーリーがあったそうだが、その一部を話してくれました。


ニューヨークにいる双子の兄妹が実際にいるのかどうかは確認しようが無いが、本当にいたら面白い。


飛行機に乗る所で何か問題があって乗れずに、死の淵から帰って来たと言う話しは何度か耳にした事があります。


最近入社したI 君はシアトルの会社で10人程のスタッフ全員がコロナにかかり、その内3人が死亡したそうで。

I君も高熱と咳で死にかかり、意識朦朧の中で飛行機搭乗口の列に並んでいたそうだ。



パスポートチェックのカウンターで、自分の番が来たがチェックした係員が「これでは乗れないから帰りなさい」と言われた時にハッと意識が戻り、死の淵から戻れたそうだ。


あの世に行くのもパスポートがあるんですかね⁉︎

国境もあの世の境も、何処に行くにもパスポートが大切なんですね。


長く生きて色んな事を学んだが、ことアノ世となると分からない事が多い人間です。


空港のゲートの奥に消えて行く会計のお姉さんに手を振りながら、そんな事を思ってました。