砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

シャガール的料理

最近入社した社員がNetflix でやっている「フェルマーの料理」が面白いというのでみたが、3話ぐらいで止まっている。


このドラマは天才数学青年が料理と数学力で前人未到の世界に挑むというドラマだ。



紹介してくれた社員は二級建築士の資格を持つだけあって数学に明るいから(何で魚屋なんかに来たんだろう)、この手のドラマが好きなようだ。


しかし、自慢では無いが数学苦手な私としては今一つピンと来ない。


単身赴任生活で自炊生活14年。

毎日自分で料理するが、お米炊くのもいちいち水の量などはからない。

料理サイトで調理方法は参考にするが、測る量はテキトーだ。


仕事から帰って来て作るので、いちいち測ってなんかいられないわけだが。


したがって同じ物は2度と作れない唯一無二の料理となります。(これでも意外と美味しいですよ)


数学的料理では無く、感に頼る芸術的料理かなぁ。

しかも芸術と言ってもダビンチ的なものでは無く、シャガール的なタイプだ。



「愛の画家」「色彩の魔術師」と呼ばれたシャガールの絵は牛や鶏が空飛んだりして、時空を超越してよくわからない世界があります。

この自由さがいいですね。


私は既製品のおでんなどを買っても、色んな物を混ぜて味を複雑化させるので上手く行けば美味しい。



だが最近、フェルマーまで行かなくても小学生レベルの数学は守らないと失敗する事があると少し反省もしています。


私の作る料理を息子は美味しいと喜んでくれるのですが、「もう一度作ってくれ」と言われると同じ物が作れないのは難点だからです。


料理の基本は忠実に守らないといけないですね。


さて今日のオデンはどんな味の料理になるでしょうか。


食に国境無し

今日は眼医者に行って来ました。


メディケア(米国高齢者保険)の方から「白内障などの予防の為に行ってこい」と言われたからです。


何の問題も無くドクターから「you are very good !」と言われて少し嬉しい。


最近肉体的な自信喪失状態だったので、目ひとつでも褒められると嬉しいものです。


今週の初めにWinter Fancy Food Show という催しがコンベンション センターでありまして、行ってまいりました。





世界各国から食のオリンピックの様に自慢の食材を展示して、ビジネスチャンスを広げようと切磋琢磨。



その中でもJapan コーナーは各都道府県から多く出店されていて、大変美味しく勉強させて頂きました。



それもそのはず、今回はJETRO(日本貿易振興機構)が完全バックアップして、日本食品の高品質と安全性を強調した内容でした。



というのも福島の処理水問題で、中国がイチャモンつけて日本の水産物を輸入禁止処置をしているので、生産者の方々は本当に苦しい思いです。


そこで日本食ブームが続くアメリカ市場で情報発信を拡大して行く企画があるようです。


私達も在米の日系ホールセイラー(卸業者)として日本をサポート出来るチャンスがある訳ですから、色々と新商品の輸入を商談させて頂きました。


こんな美味しい物が、国境を挟んで食べれない中国人民がかわいそう。


「食べ物に国境は無い」と安藤百福さんの名言のように、日本食の美味しさはボーダーレスです。


私はイタリア コーナーで百を超えるチーズの試食に大満足。


こちらもボーダーレスでしたよ。

人生と言う名の旅

何だかんだで生きてきたら、66になってしまいました。

色んな所をほっつき歩いていたら砂漠の町ラスベガスにいる。




ムーア人の諺に「旅をしない者は人間の価値を知ることはできない」とあります。


人生と言う名の旅も、なるほど山あり谷ありの自分探し道でしたね。



人生の岐路に立ち、色んな選択肢で悩んだはずなのに、振り返って見れば1本の道でした。



さて、これからの道は終着地に向けての旅な訳ですが、やはり旅は楽しくありたいものです。


古代ローマの詩人ウェルギリウスは「生きるかぎりは歌いながら行こうよ。道はそうすれば、それだけ退屈でなくなる。
」と語り


名優チャップリンは「下を向いていたら、虹を見つけることは出来ないよ」と語ります。


人生の後半だからこそ、若い時とは違った持てる夢や希望もあるものです。



その為には健康である事ですよね。


先日、針医師の友人に昨年からの体の不調を伝え、診てもらいました。


緊急時には西洋ドクターが頼りになりますが、体質の改善には東洋医学が役に立つと思います。


身体の中のしこりに血の流れの滞りがあるようで、それをほぐしてもらい、だいぶ調子が良くなってきました。

有り難い事に、自分でも出来る内蔵強化のマッサージ法を教えて頂き、これでこの一年は乗り切ろうと思います。


やはり旅は健康でなければ楽しくありません。

また、奥さんと楽しい旅をしてみたいです。



最近感動し、自分の立ち位置を考えさせてくれた松下幸之助の言葉を自分の誕生日プレゼントにした。


「自分には自分に与えられた道がある。

天与の尊い道がある。



どんな道かは知らないが、他の人には歩めない。

自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。


広いときもある。狭いときもある。

のぼりもあれば、くだりもある。
坦々としたときもあれば、かきわけかきわけ汗するときもある。



この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまるときもあろう。

なぐさめを求めたくなるときもあろう。



しかし、所詮はこの道しかないのではないか。

あきらめろと言うのではない。


いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、とにかくこの道を休まず歩むことである。



自分だけしか歩めない大事な道ではないか。

自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。


他人の道に心を奪われ、思案にくれて立ちすくんでいても、道は少しもひらけない。



道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。


心を定め、懸命に歩まねばならぬ。


それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。


深い喜びも生まれてくる。」