砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

ラスベガスの新年

新年早々、取引先のお店に新年の御挨拶でまわっていますが、立て続いて起こる日本の悲劇に Happy New Year よ言うより「Safe New year」(安全な新年を)と言った気持ちです。


景気は気分が大きく左右すると言いますが、ラスベガスの新年も今一つパッとしないですね。


新年を祝うカウント ダウンは大きなビジネス チャンスでしたが、ホテル レストランのシェフと話しても昨年から25%ダウンしたという。


原因の一つは年末に全米に流行った風邪。

我が社も殆どの社員が風邪ひいてました。


そして景気が今一つパッとしない為。

それと家族連れは多いが、お金をじゃんじゃか使うハイローラと呼ばれるお金持ちが少なくなった事でしょうか。



新年のもう一つのビック チャンスは世界から18万人が集まる世界最大のエレクトロニクス ショーCES コンベンションが来週から始まるのですが、これまた予想が付かず困っている。



日本からの鮮魚の仕入れ量のさじ具合は、毎年頭が痛い。

シェフ達も毎年状況が違うので、蓋を開けてみないと忙しいかどうかはわからない訳だ。


もう一つ頭が痛いのが昨年12月22日にバイデン大統領が、ロシア商品の輸入制裁対象を拡大した事だ。


大半は私達のビジネスには関係無いのだが、ただ一つ困るのが雲丹だ。


良い雲丹が北方四島で取れるのだ。

「あれは日本の領土です!」と言い切る事は出来るが、現実はかなりややっこしい。


今年の北海道雲丹の高騰はさけられ無いでしょうね。




確かにラスベガスの町はどんどん大きくなり、カジノ ホテルもどんどん出来ている。


人口が増えているのはカリフォルニア州の不動産価格の高騰で、比較的まだ安いラスベガスに移って来ているようだ。

しかし、いくら人口が増えても、主要産業がカジノ リゾートなんだから、お金持ちがギャンブルでお金落としてくれないと町は潤わないのですよね。


ラスベガスに来て14年目、今年もどんな荒波、砂嵐が待ち受けているのだろうか。


何とか波を乗り越えながら穏やかな良い年にしたいものです。


大河を橋で渡る夢。

新年明けましておめでとうございます。


新年早々にして能登半島地震の報を耳にし、被災された方々の御苦労を思うと心が痛いのです。

被害が最小限である事を祈ります。


初夢は1月2日見る夢といわれますが、1月1日の早朝に見た夢も何かと気になるものでございます。


昨年11月は体調を崩し、ER(緊急医療室)でCTスキャンという土管のような物に入り、危うく三途の川を渡るところでした。


今日の早朝の夢は大きな川に掛かる橋を夫婦で渡るのですが、この橋は湾曲しているので坂がきつい。



情け無い事に坂を登りきれずズレ落ちそうになると、前にいた奥さまの「横にある綱を掴んで登るのよ!」の言葉にしたがい何とか橋を渡り切りました。


渡ると寿司屋などがあり日本の町のようです。


空が曇ってたのでスマホで天気を見ると、台風が迫っているらしい。

ちょっと焦りながらホテルを探し、とりあえず雨をしのぐ為にレストランに入ろうと思い、2、3店の店を夫婦でああだこうだと探すという夢でした。


はてさて何らかの意味がある夢でしょうか。


橋の向こうで故人が待っていると凶兆ですが、検索すると大河に掛かる橋を渡り切るのは


あなたの願いが叶うという意味を表しており、あなたに大きな幸福が訪れることを意味しています。 

人知れず努力していたことがようやく目に見える成果として現れることを意味していますので、もう一踏ん張りしてみてください。 

また、大きな川にかかっている橋を渡っているという夢には、あなたに人生の転機が訪れることを意味しています。」


と中々嬉しい意味があるそうですが、台風が迫っている事を含めると今年も波乱万丈かな⁉︎と思ってしまうものです。


夢で橋の坂を登りながら徳川家康の

『人の一生は、重き荷を負うて遠き道をゆくがごとし。いそぐべからず。不自由を常と思えば、不足なし。』

を思いながら登ったのも意味ありげですね。


今日は友人宅で昼に新年会があり、それに家族で参加して参りました。


夜にはラスベガスに帰らなくてはいけないので、ニューヨークから休暇に来ている長男夫婦に車で空港まで送ってもらいました。


車の中で長男の嫁が「毎年New Year に明るい一年を願うが、何が起こるか分からない」とボヤく。


イスラエルに友人が多い彼女としては中東の情勢の悪化が心痛いようだ。


「ニューヨーク エリアでも軍事関連の会社がエンジニア(機械工学)の募集を増やしていると」長男は言う。

まだまだ波乱万丈な世の中である。


それと関係あるかどうかは分からないが、新年からUS ARMYの移動が多いようで隣の席が戦闘服着た若い兵士だった。

私服を着た陸軍中尉が隣の若い兵士に自分のファーストクラスの席を譲るというので、私も兵士に敬意を表しながら席を空けて移動を手伝った。


しばらくすると中尉が唐突に「君はどうしてそんなに気品があるんだ?」と質問して来た。


初めは何の事かわからなかったが、首に巻いているUNIQLOのエンジ色のマフラーがカッコ良く見せたか、機内の薄明かりで本をズット読んでる姿に錯覚を覚えたか分からない。


軍人らしくジッと目を見て答えを待っているので「その答えは中々見つかりません サー」と返すと、チャイニーズか?と聞いてきたので「ジャパニーズだ」と答えた。


すると中尉は手を合わせ日本語で「分かりました。ありがとうございます」と言われました。


変な軍人だなぁと思ったが「Happy New year sir !」と言って別れました。


さて龍の年はどんな年になるのでしょうかね。


アフター クリスマス

クリスマス休暇を終えてラスベガスに帰って来ました。


空港は予想したほどは混んでいませんでした。


早速、奥さんに無事着いた事を電話した。


「何時もながらサプライズの無いクリスマスだったなぁ〜」とお互いに振り返る。


まあ、この年でサプライズな刺激が強いと、心臓に良く無いのでそれはそれで良いのですが。


奥さんは今YouTube でJR東海「クリスマス エクスプレス」のCMにハマっているらしい。


山下達郎の「クリスマス イブ」が流れるこのCMはクリスマス シーズンの定番ですよね。



駅に恋人を迎えにギフト持って走り、途中でオッサンとぶつかってギフト落としながらも懸命に急ぐ。


そして改札口でワクワクしながら待つ女の子の姿はカワイイですよね。



何人かの女優さんがやってますが、やはり牧瀬里穂さんのが伝説的名作でしょう。


「雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう

Silent night Holy night 〜」


と流れるメロディは美しいが、歌詞は一人だけのクリスマスなので随分とセンチな歌です。


駅には色んな出会いのドラマがあるからいいですね。


やはり女性はあゝいうのに憧れるようです。


「でも、僕は今回クリスマスにちゃんと家に帰って、さっきまで一緒にいたじゃん⁉︎ 

なのにこういうのが良いと言われても.....,」と言うと


「分かってないわねぇ〜ロマンよロマン!」と言うので


「じゃあ、今度水戸駅に帰った時にやってみようか⁉︎奥さんが走って駅に迎えに来てくれて、途中オッサンにぶつかって.,,,,」と仮想ストーリーを話すと


「あんなに走ったら動悸息切れで逝っちゃうかも」とボヤく。


この年になるとサプライズのあるロマンチックなクリスマスは中々難しいものでございます。


最近のJR東海の「会いにいこう」をテーマにした賀来賢人さんのCMもほのぼのしていいですね。


振り返れば今年は色んな人達との出会いがありました。


茨城のお婆ちゃんの葬儀、母と兄の法事、北海道や横浜での旧友達にも「会いにいきました」


じっくり写真を見ながら振り返っえりると、あたたかな思い出が甦ります。


その一つ一つがキラキラした大切な思い出です。

思い出は会いにいかないと作れないものです。


そんな思い出をもっと増やせたらいいですね。



このCMの「すべての会いたい人が、会いたい人と、会えますように」のフレーズがいいですね。


来年も更に良い出会いがあればと期待しています。



いいなCM JR東海 X'mas Express 牧瀬里穂