砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

思い出もホロ苦く。

兄嫁から卒業アルバムが送られてきました。




静岡の実家の建て替えの為に荷物の整理中に出てきたそうで、幼稚園、小学校、中学校の時のアルバムです。


むかしタイムカプセルなる物が流行りました。

ブリキの缶の中に手紙や好きな物を入れたりして、小学校の木の下に埋めた奴です。


アルバムを開くと、あたかもタイムカプセルを開けたかのように忘れ去った昔がよみがえって来ました。



そう、あのホロ苦い時代が甦って来るのです。


幼稚園の頃って一体何をしていたんでしょうかね?



どう過ごしたのか全然思い出せませんが、このお遊戯会は覚えてます。


人と違う動きをしていたようで、家に帰ってから「あんたは何で皆んなが左に動くと右に、右に動けば左に逆に踊るのよ!」とドッちかられた覚えがあります。


なぜ⁉︎その証拠写真が保管されていたのか⁉︎

しかも何枚も.....。


小学生時代はボ〜としてましたね〜。



勉強をした記憶がまず無い。


宿題忘れの常習犯で、母が「いいかい!宿題はやったんだけど、お母さんが間違えて釜戸で燃やしてしまったと先生に言いな!」と捨て身の苦しい言い訳を考えてくれたのを思い出します。


しかし、この言い訳は3回目には先生も苦笑いしたので封印されました。


後は0点のテストを証拠隠滅の為に家で飼ってたヤギに食わせて、やがてヤギが早死にした事かな。

子供心に0点の紙で消化不良を起こしたに違いないと罪悪感がありました。


不思議に実にロクでも無い事が懐かしく思い出されます。


奥さんはアルバムを見ながら「お母さんはさぞかし大変だったね〜」と意味ありげなコメントを吐く。


まあ、しかし何とかあの時代を乗り越えて今があるんだから、暗黒史も笑い話になる年齢ですかね。


中学校ぐらいの写真を見れば大体は同級生の顔を思い出しますが、幼稚園、小学校はかなり忘れてます。


色あせた写真のように、記憶も色あせてしまうものです。


しかし、昔の集合写真って今のようにカメラ目線とか、ポーズは取らないのでありのまますぎる写真が多いですね。


何かぎこちない。


緊張をほぐすために写真を取る時に「はい チーズ」と言うようになったのは、1963年の雪印のCM で流行ってからだそうです。

(フランスから始まったポーズの撮り方)


幼稚園の時はまだ一般的では無かったのかもしれません。


苦い思い出も、懐かしくも笑える思い出でとして振り返る事が出来て、送って頂いた兄嫁に感謝です。


幼稚園のアルバムの表紙は「ウサギとカメ」の童話をモチーフにしたのでしょうが、カメはダメージを受けているので勝者はウサギに見えるのがシュールです。



最後に笑うのが誰かは、本当に最後まで分からないのが人生ですね。

出稼ぎのトラウマ

ラスベガスもグッと寒くなってきました。


砂漠地帯の冬は実は寒いのです。

大体今日の東京と同じぐらいでしょうか。

雪も降りますよ。


さて昨日ロサンゼルスの家を出る時に、奥さまが「イヤだな〜この出稼ぎの雰囲気!」と嘆く。


黒っぽいジャンバーに襟巻きして帽子を被ると、いかにも出稼ぎ感が漂うのだ。


「北の国からの吾郎さんのようだ〜」と言う。



昨年身体を壊してから、私もめっきりジジイぽくなってしまい益々ショボくれて見える。


実は奥さんは「出稼ぎにトラウマ」があるのです。


北茨城の貧しい農家の長女だったので、冬になるとお父さんが東京に出稼ぎに行くのです。


常陸大宮駅まで家族全員で歩いて見送りに行き、電車を待つ間に芋やおにぎりをもくもくと食べる。


沈黙の中で電車の時間を待った、その時の物悲しい雰囲気が嫌だったそうです。



そんなわけで「吾郎さん姿」で出稼ぎに行く姿を見ると当時がフラッシュバックするのです。



(マヨネーズも見ると、買えなかった昔の貧乏トラウマが出て来るそうです)


「三つ子の魂百まで」と言われますので、せめて吾郎さんスタイルはやめようと思います、


やっぱりこの帽子が良くないかな。



トラウマ対策の為にパーと明るい音楽を鳴らしながら、ラスベガスらしく派手な服で出稼ぎに行こうと思いました。


家族でカルロスJr

今日はロサンゼルスに来てます。


ダウンタウンのユニオン ステーションでピックアップしてもらい、奥さんと息子でトーランスに向かった。

お目当ては天丼。

ペルー出身の日系人がオーナーの「カルロスjr」です。



アメリカなのにカタカナで堂々と「カルロスjr」と書いてある。

ハンバーガーの全米チェーン「Cale's Jr」をもじったような.......。



しかも文字が「カルピス」の書き方に似てるし.....。



何か親近感を感じます。


息子が友人達と良く行くと言うので、今回は私の誕生日の前祝いと言う名目で家族で繰り出しました。


消化器官が弱い私は天麩羅などの揚げ物類は得意では無いが、驚く事にここの天麩羅は全くもたれない。


美味しいサクサクの天麩羅だ。


油が違うのだろうか。

蕎麦も美味しかった。


店の名前からは想定できなない、ずいぶんと日本的な味とクオリティーにビックリした。


店内にある店の紹介をみると、オーナーシェフのカルロスさんは日本の“半之助”で長年修行を積んだと書いてある。



調べてみると日本橋に本店がある天丼のチェーン店「金子半之助」の事でした。

(サンタモニカにあるHannosukeの手伝いもされたそうです)



どうりでシッカリした料理であるわけですね。


カルロスJRの天丼



金子半之助の天丼



と比べてみると同じ料理の系列と感じますね。


今度、日本んk帰国した時に食べに行こうと思いました。


大変満足のファミリーランチでした。