砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

昆虫食。

アメリカは食料不足が続いている。


卵の品不足と高騰には庶民の朝の食卓に不安を与える。

旱魃による水不足、ウクライナ戦争による穀物の不足、輸送代の高騰などの負の連鎖で食品の不足と値上がりとなっているようだ。


その上サイバーテロではないかと思われる、不自然な食品製造工場の機械の停止や火事が続け様に起こっている。


一体誰が仕掛けるサイバーテロやら、困ったもんだ。


先程も「カルフォルニア米が売って無いのよ、しょうがないから日本のお米買ったけど高すぎる!」と奥さんから電話があった。

主婦にとって食品の高騰は頭痛の種ですね。


僕も食品会社に勤めているので物価高騰を肌身で感じます。


そんな話しを社員としていたら、その内の一人が「もう将来は昆虫食しか無い。

養殖コウロギが食用として注目されているみたいよ」と言う。



え〜コウロギってあのコウロギ?

と思いながらも調べてみると、もう既に無印良品などで「コウロギせんべい」などが販売されているようだ。



小さい時にイナゴの佃煮は食べた事はあったが, コウロギも同じような物と言えば言えなく無いがねぇ。


高タンパク質で



餌代が安く



環境にやさい



となると未来の最強食料には違いない。


まあパウダーにするから抵抗感はないのだが、せめて英語名で「クリケット せんべい」とか「クリケット クッキー」の方が良いかな。


子供が学校から帰ってきて「今日のご飯なに〜」と聞くと「コウロギのハンバークよ」とお母さんがこたえる日は近いているのだろうか。

アドベント(待降節)

カトリックを代表とするキリスト教西方教会ではクリスマス(降誕祭)前の4週間をアドベント(待降節)として大切にしています。


昔は断食や悔い改めをしたりしてクリスマスを迎える準備をしたそうですが、今や世はクリスマス プレゼントを探しクリスマス バケーションの準備する忙しい時期となりました。


街にクリスマス ミュージックが流れると「今年もあと少しだな〜」と感じてしまいますね。


さて今日は会社にクリスマス ギフトとしてパネトーネが送られてきました。


パネトーネはイタリアのアドベント(待降節)の期間に焼かれる果物入りのフワッとしたパンです。



イタリアではアドベント(待降節)には、このパネトーネを焼いて食べたりプレゼントしたりするそうです。


ドイツには同じくこのアドベントの時期に食べるシュトレンなるパンがあります。



これも果物入りのパンですがフワとはしてなくて、しっかり固めです。

ズッシリした重さにドイツらしさを感じます。


実は他界した横浜国大の友人がドイツ留学時にシュトーレンが好きになったそうで、36年ぶりに繋がった横浜同窓会では12月5日の彼の誕生日が来るとシュトレンを用意して彼を偲ぶ友人が増えて来ました。



僕も遅ればせながら時間が出来たらので、チョット遠いGerman Bakeryのお店に行きましてクリスマス シュトレンを買ってきました。



相変わらずドイツ的な発言が伝わらず「クリスマスに君たちが食べるブレットがあるだろう⁉︎」と言うと「ア〜ァ」といって持ってきてくれました。


会社の女子にシュトレンを食べる同窓会の話をすると「素敵な話しですね〜シュトレンは食べた事ないな〜」と言うので2つ手に入れました。



この白いパウダーで包まれた形が産着を着た幼子イエスのように見えると言われてます。

(今日買ったのは余り白く無かったが、そのぶん糖分が少ないから良しとしよう)


友人を偲びながら少しずつスライスして食べて、僕のアドベント(待降節)を過ごそうと思います。


それぞれのアドベントが平安で良き時である事を祈りながら。

マインドのコントロール。

カタール ワールドカップでの日本チームの活躍素晴らしいですね〜。

不可能と思われたスペイン戦での逆転に興奮しました。

米国西海岸はちょうど昼時間だったので、社員と一緒にテレビで見てました。

メキシコ系社員はサッカーとなるとクレイジーです。

「オーマイ ゴット〜‼︎ ハポネス(日本人) ウィン!」と共に喜んでくれました。


さて奇跡的活躍をしている日本チームですが、日本のサポーターのゴミ拾いのマナーも海外から称賛されてます。



そんな中で大王製紙元会長の井川氏がそうしたサポーターの行為を「奴隷根性」と批判した事で論議を呼んでますね。


僕は日本人の美徳と思いますが、その事は置いといて「奴隷根性」と言う言葉にチョット思い出した事がありました、


昔、ロサンゼルスの学生寮に住んでいた時に2人のインドの学生と一年ほど一緒にいました。


一人はクマ パンデー君、彼によれば貴族?出身で掃除など召使いがするものとの感覚です。


もう一人名前は忘れてしまいましたが、彼は一生懸命掃除をします。どうやらインドでは身分が低い出身のようでした。

インドは何千年ものあいだ根付いたカースト(身分)制度があります。

(これも征服民族と被征服民族から生まれたとか)


クマ君に「寮で共同生活するんだからトイレ掃除も日替わり当番でやりなさい」と注意しても「それは奴隷とか使用人がする仕事」とガンと受け入れませでした。

もう一人のインド人の学生は言われた掃除は何でもやります。

しかし何か変なんです。


何と表現して良いのかわからないですが、掃除をする事に心が抜けているのです。


日本人は小さい頃から家庭でも学校でも掃除をする習慣を身に付けていますが、掃除するにも「心得」みたいなものありますよね。


例えば「部屋の乱れは心の乱れ」とか「心のホコリを払うように、家のホコリをはらう」「自分の心を磨くように便器を磨け」とか。


クマ君にその辺の話をしてみましたが一笑に付されました。

もう一人のインドの学生はと言うと、彼もその観点は理解出来無いようでした。

彼にとって掃除する事は義務やノルマであり、そこには何の感情もないのです。


ある日本人の学生が言いました「可哀そうだけど、彼には何世代もの奴隷根性が染み付いてしまっている」と。

こうした「スレーブマインド(奴隷根性)」の逆の言葉が「オーナーシップ(主人意識)」と思います。

「オーナーマインド」といっても良いですね。


「言われたからやる、ノルマだからやる」のでは無く、「主体的に感謝の心で掃除したいからする」のがオーナーマインドです。


サポーターがノルマや義務としての掃除では無くファンとしてゲームを楽しめた事への感謝であり、選手が自分達の使ったロッカー控室を綺麗にして、感謝の言葉を書く残した事も主体意識の「オーナーシップ」であるならリスペクトに値します。

(因みに掃除したからといって仕事を奪う事にはなりません、帰って他の掃除が出来ますから)


会社の仕事も同じです。

昔、日本人の仕事の姿をエコノミックアニマルと言われた事がありましたが、戦後日本を復興されようとする主体意識が日本を発展させて来ました。


近年も「社畜」と言う言葉がありますが、それも「スレーブマインドかオーナーマインドか」によって労働に対する姿勢が変わってきます。


それをさせられているからか、それをしたいからやるのかの違いです。


チョット危ない言葉かもしれませんが「マインドのコントロール」が大切ですね。