イングリッシュ ガーデンを抜けてバラ園の前を通って行くとジャパニーズ ガーデンの入り口が有ります。
門をくぐると嬉しい事に藤の花が咲いていました。
ここにあるベンチに座って、奥さんと2人で持って来たお饅頭を食べました。(チョット隠れて)
「日本だねぇ〜」と意味不明な事を言いながら食べたお饅頭は実に美味しかったです。
川に沿って小径を歩いたが、小川のせせらぎが童心に帰らせてくれます。
良く見ると小魚がいっぱい。
メダカかなぁと思ったが、チョット違う。
砂漠のラスベガスに住んでいると、こんな小さな生き物を発見しても嬉しくなります。
川の行き止まりは大きな庭園になります。
反対側の家にも藤の花が咲いていました。
藤も日本の固有種の木で、「藤原」の名前に代表されるように多くの姓に藤が使われ、古来から日本人に愛されて来た花です。
橋を渡ると枯山水の庭がある。
英語ではJapanese Dry gardenと書いてあった。
しばらくジッと鑑賞していると、心が落ち着きます。
そして竹の中を通って日本庭園を出ました。
今回は桜が見れるかなぁ〜と思い行ってみたが、桜は小さい木が2本ほどだけでした。
異国の地で春になると桜咲く故郷を慕うのは、日本人ならではの感性でしょうかね。
実は私は日本に居た若き頃に、桜を愛でた思い出が無いのです。
何故かは分かりませんが、雨の後に散った桜が水溜りに浮かんでいる様子が思い浮かぶのです。
下ばかり見ていた暗い青少年時代と言う訳では無かったのですが不思議です。
27でアメリカに渡ってしまいましたが、若い時に桜をじっくり鑑賞する心の余裕が無かったのかも知れませんね。
しかし、故郷を遠く離れ歳をとってしまうと日本人のDNAが疼いて来るのでしょうか。
桜並木を奥さんと歩いてみたり、桜吹雪の中にジッと立ってみたいと思ってしまいます。
余り春には帰国した事はないのですが、そのうち春の帰国も考えてみたいですね。
そう言えば来週に長男夫婦が日本に新婚旅行に行くのですが、長男は花にさほど関心が無いのに義理の娘が「桜は散ってしまっただろうけど、藤の花は観れるかなぁ」とボヤいていた。
アメリカン ガールなのに通ずる感性を知って、少し嬉しくなった。