砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

65歳のホームワーク(宿題)

今日アメリカはまだ日曜日、明日月曜日から私も65歳だ。

この国では65歳はチョット意味ある。


前にもブログしたが高齢者医療プログラムであるメディケアに入れる年齢です。


もう救急車を呼ばれても大丈夫です。

(先日もまだ60歳の友人が救急車呼ばれて3500ドル取られている)


早速ドクターの予約を取ったので、自分の健康の傾向と対策を練る年にしたい。


次のゴールは70歳までの健康維持です。


とは言うものの昨夜は夜中に目を覚まして以来、眠れ無かった。

西海岸時間の3AM 前にニューヨークの長男からLAの銃乱射事件のニュースが送られて来た。



この事件はロサンゼルスの家があるモントレーパーク市で、家から10分程の所で事件が起きたので長男夫婦も朝ビックリしたようだ。


ありがたいがその後目が冴えてしまって困った。


日本に行っている次男からも「お母さん家の鍵はしっかりロックして」とテキストが来る。


やはり睡眠はしっかりとらないと健康のバランスが崩れるようで、朝の血圧が上昇。


チャーチに行く予定だったが休みにして二度寝した。


3時間ぐらい寝たおかげで血圧も正常に戻った。


さて二度寝した時に2つの夢を見た。


一つは悪い夢でもう一つは良い夢だった。


悪い夢は夫婦で何処かに飛行機で行くのだが、航空会社のミスで10人ほど乗れず皆で抗議している夢。


良い夢の方はどうにも思い出せない。


何か凄くホンワカした楽しい夢で、夢を見ながら覚えておかなくっちゃと思ったが思い出せない。


電話で奥さんにその夢の話をして「私が心から楽しいと思える夢って何だと思う?」と聞いてみた。


あれこれ楽しいであろう事を並べるが、どうも違うようだ。


しばらくしてから「心から楽しく思える事を見つける事」は宿題みたいもので、まずそれを夫婦で考えようと思った。


よく雑誌などで「死ぬまでにやっておきたい10の事」とか「死ぬまでに見ておきたい景色」などと載っているが、わたくし的にはより精神的で家庭単位での何かではないかと思っている。


「65歳のホームワーク(宿題)」と言ったところでしょうか。


奥さんに「明日誕生日なんだよね、日本や韓国は1日早いからお祝いのメッセージ来てるんだよね」と伝えると

「お〜明日忘れると悪いから、今のうちにハッピーバースデー!」と言われる。

(ちょい天然系かな)


私も奥さんも田舎の農家の出身なので、めでたい事は盆と正月ぐらいで誕生日を祝う習慣性がどうも弱い気がする.....,。


健康な内にワクワクする楽しい事を幾つか経験したいですね。


ワクワク感は脳の老化を止め、若返りさせてくれる最高の薬だそうですよ。

男の修行

今日は20年前からお付き合いがある高級鮨屋のオーナーシェフ(大将)が会社に来られたので、40分程お話しをさせて頂いた。


ラスベガスの寿司レベルを劇的に変えたと言っても過言では無い鮨屋の大将で、アメリカのみならず日本からも著名人が訪れている。



今日も大間の本鮪をビシと出させて頂いた。




寿司屋の小僧働きから修行して、有名店で職人として技術を学び、ラスベガスで自分の店を開いて来た様々なエピソードを聞かせて頂いた。(まあ、何度も聞いているのだが...)


やはり最近の課題は使っている若い職人さん達のレベル アップだ。


日本と違い料理人としての基礎的、基本的な修行をして来ているわけでは無いので、シャリの炊き方、食材の扱い方にしても「え、そこからかよ!」と困ってしまう事が多いらしい。


まあ、私ら卸業者からすれば、イッパイ買って下さるお客さんには感謝なのだが「コレは日本食として大丈夫かなぁ〜」と首を傾げるお店は確かにある。


ある日本人シェフがいない店で小さめの日本鮮魚を色々買ってくださるので、どんな風に使っているか気になっていたのだが、先日このお店のチラシ寿司の写真を見てオッたまげた。


チラシだから酢飯の上に刺身が載っているは当然だが、その上にあたかも生花の様に3種類の魚の頭が刺しているのだ。


もはやチラシ寿司のレベルを超えて芸術の域なのかもしれないが、魚屋の私でさえチョット躊躇した。


コレには大将もかなりウケて笑ってくれたが、それだけナンチャッテ寿司が多いわけで、彼らを基礎から修行させる事が難しい時代である。


私らの世代は職人の仕事も、スポーツにしても厳しい修行や鍛錬を通して一人前になるという認識が強かった。

昔の寿司の修行などは、今ではパワハラで直ぐ訴えられてしまうレベルだ。

大将の修行時代も親方が怒ると包丁や鍋が飛んで来たそうだ。(コレは危ないですね)


経営の神様 稲盛和夫氏は

「人生というのは魂の修行の場ではないかと考えている。

苦難は魂を純化、深化させる為に与えられた試練であり、成功もその人間がどこまで謙虚でいられるかを試すものでしかない。」と言われる。


人生そのものが修行と思えば、現代の社会に溢れる恨みや、不平不満の半分は無くなる気がしてならない。


そんな事を話しながら思いました。


「苦しい事もあるだろう

言いたい事もあるだろう

不満な事もあるだろう

腹の立つ事もあるだろう

泣きたい事もあるだろう

これらをじっと堪えて行くのが男の修行である。」


   山本五十六

転ばぬ先の杖

今週末はチャイニーズ ニューイヤー(旧暦の正月)なのでラスベガスのデコレーションは中華風になってます。


中国大陸からの人は余り期待できませんが、東南アジアや台湾からドバーと人が来ればビジネスも忙しくなるだろうと期待しています。



今年は「癸卯」。

これまでの努力が花開き、実り始める「飛躍と向上の年」だそうです。


個人的にも家庭的にも、そしてビジネス的にもそうあって欲しいもですね。



今日は忙しい仕事の合間にメディケアー(高齢者保険制度)のアドバイスをうけた。


若いアメリカの女の子だったので英語が早すぎて、何度か「日本人なので、もうちょいゆっくり話してくれ」と頼んだ。


メディケアは65歳から入るのだが有料です。

基本的な医療はカバーしてくれるのだが、今日は癌と心臓発作のカバーについて説明された。


「え〜メディケアーでカバーしてくれるんじゃないの?」と尋ねたら、癌治療は特別治療や薬を使うのでカバーが無いと5千ドルから1万ドル掛かると言う。


一瞬、恐怖心を煽る詐欺電話の類いでは無いかと疑ったが、大丈夫そうだ。


しかし、年を取っても自分の保険の事で色々考え無ければならないのは疲れます。


健康で居続ければ心配も無いのだが、そうは行かないのが人生です。


最近同年代の友人が病んだり、他界したりしているので「転ばぬ先の杖」として保険の理解と準備は必要です。


最近入社したオフィスの女の子は「大丈夫ですよ、保険は持っていれば病気にならないお守りのような物。持って無いで病気や怪我すると財産失いますよ」と面白い事を言う。

色んな保険にまつわる面白い体験談を話してくれた。。


まずは現状の自分の身体の状態を把握する事が大切と思い、早速ドクターアポを取って色々調べて貰うことにした。


コロナ パンデミック以降、あちらこちらガタが来ていると感じますので。


「飛躍と向上の年」も健康であってこそ出来ることでですからね。