砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

故郷の梅

茨城のお婆ちゃんの御葬式を終えて、アメリカに帰って来ました。


96歳の大往生だった。

私の奥さんを含めて、3人の子供の家庭が集まっての家族葬だった。


北茨城の農家の暮らしは楽ではなく、農業の他に父親が東京に出稼ぎ行って家計を支えていたそうで、お母さんも苦労もされて子供を育ててこられた。


久しぶりに集まった兄弟が、そんな亡きお母さんとの思い出をポツリポツリと話し合う。

私の奥さんは長女なので母親との思い出は多い方だが、それでも兄弟それぞれお互いに知らなかったお母さんとのエピソードが出て来る。


10歳下の長男が「貧しかったけど、今思えば皆んな楽しい思い出ばかりだった」と振り返り、みんな頷いていた。


私にとっては義理の母になるが、本当に子供達と孫達の事を愛した働き者のお母さんだった。


葬式と納骨まで1日で終わらせたが、故郷に住む子供の家族がいないので仕方あるまい。


寺にはお墓の世話が出来なくなった家も多いらしく、荒れ果てたお墓が寂しく点在していた。


お寺の本堂に続く坂を登ると、見事に咲いた梅の古木があった。


力強く生きた義理の母の様でもあり、暫く眺めていた。



「素晴らしい娘さんを、嫁に頂けて有難うございます」とお墓を後にする前に手を合わせました。


故郷を後にしてそれぞれの住む町へ帰って行ったが、あの梅の木がお墓を見守ってくれているだろうと思うと心が慰められる。




故郷に 母を弔う 寺の梅

弾丸帰国

やはり夢は何かを暗示していたようだ。


竜巻に襲われる夢を見た翌日、奥さんのお母さんが他界されたと連絡が来ました。

95歳なので天寿を全うされた大往生と思う。


まず焦ったのは次の日の飛行機が取れるかだった。

旅行会社に電話してもウエッブからチケットを買ってくれとアンサーリングが流れるだけ。


何とかチケットをゲットすると、仕事の引き継ぎをし顧客に事情を説明して荷物を纏めてロスに4時間半のドライブで夜に到着。


奥さんの荷物のパッキングを手伝って朝早く日本行きの飛行機に乗った。


ANAのCAに事情を話すと、心こもったお悔やみのレターとギフトを頂いた。

愁傷の奥さんとしたら、こうした心遣いが嬉しい。



今は上野駅から水戸に向かう特急ときわの中からブログを書いている。


まさに弾丸帰国です。


さらに困ったのが水戸駅周辺のホテルが満杯。

Non Smokeの部屋は殆ど空いていない。

タバコを吸わない者にとって、あのタバコの臭いが染み付いた部屋は耐えられない。


週末と言えども水戸でそんな事が起こる分けないと思ったが、実は偕楽園の梅祭りの真最中と気付いた。


家族葬という事なので、奥さんにも娘としてしっかりと母親を送り出させてあげたい。


水戸から更に福島寄りの北茨城なのでまだ遠いが、何とか水戸まで行ければ何とかなるだろう。



まさに自分が竜巻になったような感じであるが、梅の季節に他界した茨城のお婆ちゃんの為に、心を尽くしてご冥福をお祈りしていきたい。

竜巻に襲われる。

「また夢の話かよ〜!」とヒンシュクをかうかもしれないが、日記ブログなので起こった事は書かなければならないのでご了承を。


夢の中で、ラスベガスの市街地を車で走っていたら、道を間違えたようで迂回して別の道を探す。

しかし、そこも工事中で通行止め。


しょうがないのでもう一度市街地の中心を通ろうと戻ると、街は幾つものトルネード(竜巻)に襲われていた。



砂塵吹き荒れる中を何とか這いつくばって、仲間と一緒に一歩一歩前に進んで行く。

その内に竜巻が見た目よりは危険性が低いと気付く(人が吹っ飛ばされてないので)


何とか希望を持って修羅場を抜け出す所で目が覚めた。

まだ午前2時だ。


何の意味かと思ってググッてみると、竜巻に巻き込まれるのは突然のトラブル発生を意味し、それに備える事を意味するようだ。


竜巻が来る方向を見間違えると命取りなので、夢の中でもどの方向が被害が少ないかを考えている自分がいた。


朝からそんな事を考えていたら、茨城のお婆ちゃん(義理の母)の容態が悪化したと言うメールが来た。


数日前まで安定していると聞いていたのでショックだった。

もう95歳なので体力的に厳しいかもしれません。


コロナ前はよく遊びに行って、孫達の写真を喜んで見てくれていたのだが、コロナ時に施設に入ると中々面会出来なくなってしまった。


もしもの時を考えて、いつでも帰国出来る様に準備しているが、やはり海外と言うのはこうした状況に難儀します。


夢は色んな事を暗示し、伝えようとしているのでしょうね。