砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

コーヒーブレイク

息子が家を出て近くのアパートみたい所に住むと言うので手伝いに行った。

ロサンゼルスのダウンタウンを挟んで反対側なので遠い訳ではないのだが、男は自立して生きて行きたい生き物だから仕方あるまい。


アパートと言うより昔に私が上京した時に住んだ、下高井戸の下宿のような雰囲気の所だった。


いくらか片付けを終えて、家に帰る途中にカフェを見つける。



「こんな所にカフェがあるんだ」と思いながら中に入ってみると、上品なクラッシックが流れる落ち着いた雰囲気だ。


この辺は昔は日系人が住んでいたエリアで、立正佼成会の支部があったり日系のシニアハウスがある。


コーヒーを頼むと、サービスでお味噌汁と漬物が出て来たので驚いた。

コーヒーに合うのかいささか疑問に思ったが、さほど違和感は無く返って居心地の良さを感じた。


カウンターの向こうにマスターらしい日本人がいたので話しかけてみた。

この辺はは日系二世、3世が多いので親のお店を引き継いでいるのだろう。



マスターのテンポの良い相づちに、取り止めも無くどうでも良い話を続けてしまった。

私もレストラン業界との付き合いが長いが、シェフやマスターの会話術はその店の人気に大きく影響する。


どうにも気になったのがマスターが俳優の西島秀俊さんにそっくりなのである。

余り芸能界とかに興味は無いのだが、もしかすると遠い親戚がこの辺に住んでいて、訳あってココのマスターをお忍びでやっているのかなぁ〜と思ったぐらいだ。

ラスベガスで仕事をしていると色んな有名人に会うが、プライベート タイムは邪魔をしないのが業界のルールなので、そうだとしてもスルーする。


引越しの疲れが溜まっていたのか、余りに心地よい雰囲気に眠りに落ちてしまったらしく、店の端にある長椅子の上で目が覚めた。



辺りを見回すと大分客が増えて来ているようだ。


お店の奥の部屋ではランチミーティングをやっているようだ。



窓辺のテラスでも人で一杯だ。

暫く眺めていると可愛らしいウエートレスが軽く笑顔で会釈してくれた。



マスターの方を見るともう常連客の相手をしているらしく、カウンター越しに私に苦笑している「ゴメン忙しくなったから、またね」と言う合図だ。


私も「また来るよ」と言って外に出た。


引越しの途中だったので、そろそろ帰らなければならない。

気に入ったカフェを見つけたので奥さんとまた来ようと思った。



外に出てウーバーを呼ぶ為に店の周りを見渡すと、ロサンゼルス リバーが横に流れていた。


いつもはチョロチョロとしか流れていないのに昨夜雨が降ったからか水量が多かった。



橋の向こうにはロスのダウンタウンが見える。

ダウンタウンの南側のエリアである事を確認する。



この辺は昔のロサンゼルスの建物が多く、レンガ作りの倉庫やビルをモダンに改造してパブやカフェにする店が増えた。



2週間前も奥さんと一緒に、同じようなカフェ周りをした。


さてウーバーを呼ぼうとスマホに手をかけた所で目が覚めた。



そう、自分でも驚いたほど長いはっきりとした夢だったのです。(ガックって来た人、ゴメンナサイ)


土曜の仕事を午前中に終えて家に帰り、洗濯しながらスマホを握って2時間ほど眠っていたと気づいた。


チョット朝から頭痛もあったので、目を覚ました時はスッキリしていた。


映画を観ているような夢を見れて、チョットした「コーヒーブレイク」を神様が下さったのだろうか。


今度ロスに帰った時に、またダウンタウンの南側のカフェを探してみようと思う。


さすがに西島さんがマスターをしている事はないだろうが。

(ちなみに息子もまだ相変わらず家にいます。)





(使った写真は実際にロスの南側にあるカフェです。幾つかは行った事アリ)

儲かる老人

65からメデケアー(高齢者保険制度)に入ったのだが、それ以来ジャンクメールが急に増えた。


郵便でもE-mailでもじゃんじゃんジャンクが来る。

ジャンク郵便は紙の無駄なので是非ともやめて欲しい。

どうせ見ないしシュレッダーにかけるのも面倒だ。


個人情報がダダ漏れしているようで困ったものだ。


昨日、昔からの知り合いのシェフが言うには、最近同じぐらいの年齢の友達が7人も他界したと言う。

何歳だったんですか?と聞くと「そうやなぁ66、68、67とかやでぇ〜」と言うのでビビった。


やはり65からはデンジラス ゾーンに突入なのだろうか。


そんなお年頃になってしまったので、保険会社から勧められる医療サポートにはかなり従順に受け入れている。


今日も保険会社から送られて来たドクターが自宅で診察してくれた、


愛嬌のある黒人の若いドクターで「えっ!65歳とは見えないぜ!なかなかグッド シェープじゃないか」と言われれば悪い気はしませんね。



後で奥さんにその事を電話したら「おだてられて変な物買わされないように!」と釘を刺されました。


診察の結果は基本ノーマルで「ちょっと血圧が高いので気をつけろ」と言われた。

肺炎、水疱瘡、麻疹などのワクチン接種も聞かれますね。


自宅診断を受け入れると保険会社から50ドルのギフトカードをもらえるのでラッキーだ。

ドクターオフィスに行くと25ドルもらえるらしい。


お駄賃もらえるなら、嫌な診断も我慢出来ますよね。


保険会社によるが、何でこんなシステムなのかと言うと、要は健康な老人は儲かるからだ。


メデケアーに納めている毎月約175ドルが保険会社に入るので、病気をしない老人は確実にお金になる。


だから病気にならないように健康管理を一生懸命サポートしてくれるのだ。


まあ、車の保険と同じで事故や違反をしないドライバーは儲かるが、よく事故を起こすドライバーは儲からないのと同じだ。


酒もタバコも吸わず、健康的な生活をドライブする老人は儲かるので保険会社は大歓迎なのだ。


そんな訳で、色んな保険会社が特典をチラつかせて勧誘メールを送って来る。(年に一度切り替え出来るそうです)


毎月日本円で2万円を高齢者保険制度に支払うわけだから、真面目にドクターの言う事聞けば少しぐらいの小遣いくれるのも当たり前かもしれないですね。


でも、月に約2万円の保険代が義務づけられている制度って、やっぱり高すぎますよね。

ピザ パーティ

今日はピザ パーティ。


昨日、イタリア訛りのあるピザ屋の兄ちゃんが会社にピザ デリバリーのパンフレット持って来た。



新しいくお店を開いたらしい。


オフィスの女子がいつの間にかメニューに記しを付けて「i want to eat pizza〜」と叫ぶので部下にオーダーを頼んだ。


キャッシュで払うかと思いきや、最近はピザの配達もカード支払いだ。


部下がカード貸してと言うので渡したら、100ドルもピザをオーダーしよった。


1、2枚のピザを4人分ぐらい買えば済むと思っていたが、人のお金だとガンガンとオーダーしよる。


ピザが配達されるとワラワラと何処からともなく、ワーカーが10人ほど集まって来る。


やはり美味しい物を囲むと、人間ワキアイアイとするものだ。

いつの間にかランチ ピザパーティとなってしまった。



個人でやっている店らしく、チェーン店のビザより美味しかった。


突然の出費に「このヤロー!」と思ったが、オフィスのワーカーが喜んでピザを食べてる姿を見て「まあ、たまにはいいかな」と思った。



自腹を切ると全種類のピザを試そうと言う欲が出て食い過ぎた。

今日は夕食は控えめにせねばなるまい。


会社はそれぞれが協力し合って成り立っているので、こうして日頃のサポートに感謝する機会はあってもよいですね。