砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

検査が終わり一安心。

車も中古車になるとエンジンランプや、タイアの空気圧ランプが点いたり消えたりする。



さほど異常が無くてもセンサーが古くなると正常に作動しないのだ。



コレは人の身体も同様で古くなって来ると、色んな所に怪しい数値が出て来る様だ。


日本から帰って来て早々に前立腺癌のパイオプシー(生体組織採取検査)を受ける事になった。

血液検査での癌数値が少し高かったので、正確に調べる事を勧められた。



1週間前に行って来たのだが、いざ検査となると緊張した。

だってデリケートなところに針を刺すんですよ。


受付のお姉さんが「あなたはナーバスか?もし不安なら軽い麻酔をかけるけど?」と聞いて来る。


「もちろん何時もナーバスだよ」と答えたが人工呼吸器の様な麻酔を使うと100ドルだと聞いて麻酔はNOと断った。

しかし「研究向上の為に血液をドネートしたら25ドルのギフトカードをあげます」と言うのでコレはYesした。


さてドクターはお爺ちゃんだが、色々準備してくれるナースは20代の東洋系女性。



検査の場所が場所だけに、服を脱いだら部屋を出ていくのかなと思いきやズーといる。


花も恥じらう65歳

ナースのお嬢さんも何の因果で、こんな科でナースやってるんだろうかと思ってしまう。


もはや恥ずかしさを通り越して寝たふりではなく、「寝たきり老人が介護のお姉さんに面倒見てもらうというスチエーション」をイメージトレーニングした。


お爺ちゃんのドクターが針で20箇所もの細胞を取るのだからたまったもんでは無いが、癌は早期発見早期治療に限るので我慢我慢。


全てが終わり、着替えて良いよと言うナースと目が合ったが、どうも目が笑っているように思えてならなかった。


今日は前回の検査の結果を聞きに行ってのだが、癌は全く無かったと言われて一安心。


中古車と同じでセンサーが古くなっているので、色んなパーツが点滅しているが、まあメインテナンスするに越した事はありませんね。


ロスの奥さんに電話したら一安心で喜んでくれた。

さて今夜は月を見ながら1人パーティかな。

いい加減文化の良さ。

日本から帰って来たら、キッチンのシンクが詰まって水が流れない。


留守番していた次男が友達呼んでワイワイやった時に, 何か詰まらせたんだろうと思ったが「No No No〜違う違う!」と激しく否定する。


しょうがないので時差ボケながら奥さん連れて,

近くのマーケットにパイプ掃除の道具を買いに行った。


レジでスパニッシュ系の姉ちゃんがガム噛みながら対応してくれた。

他のレジの店員もペチャクチャお喋りしながら働いている。

店を出る時は太めのオバさんが、壁に背もたれしながら「サンキュー」と言う。


この自由でいい加減な対応「あ〜アメリカに帰って来たんだな〜」実感しました。

店も客も対等という感覚がアメリカの良さかもしれません。


日本は実に丁寧な国ですね。

デパートのレジでは「ポイントカードござますか?」「駐車場お使いになられますか?」などと親切丁寧に聞いてくる。

初めはこの親切さが素晴らしいと思たのだが、その内にチョットしつこいかな〜。


やはり「お客様は神様です」的な感じでしょうか。(店員さんのストレスが溜まりそう)


お店の社員のマニュアル通りなんだろうけど、アンドロイド的な対応に感じてしまいました。


壁に背もたれしながらサンキューと微笑む、アメリカの小太りのオバさんのクシャとした笑顔の方が人間らしく感じたりして。


日本の町を歩くと皆さん控えめな服装が多いですね。

何となく目立たない格好が多く、変に目立つ格好をしていると変人ぽく見えてしまうのだろう。


人目を気にする同調文化だからだろうか。

派手な服着ていた私ら夫婦は奇人、変人、異邦人に見えたに違いない。


ロサンゼルスのスーパーマーケットで赤いミニスカートをはいたお婆さんがいても「それは個性」と認める自由さがアメリカにはありますね。


「退職したら日本に帰るの?」と時たま聞かれますが、やはりアメリカの方が「いい加減」な自分には合っているかなぁ〜と思ってます。


多民族国家なので同調文化より、個性を認める会う文化にしないと分裂してしまうので、基本的ルールを守る以外はいい加減です。


日本に27年、アメリカには既に38年なのでまさに異邦人です。

時たま帰国するのが良いですね。


 故郷は時たま帰って嬉しいもの

ジャブは効いたか効かないか。

週末はロサンゼルスに帰って来ている。


飛行機の待ち時間や機内では本を読むのが良い。

今回は日本で2冊の本を買って来たが、その一冊はこれだ。


本の感想は読み終わってからですが、帯に書いてある内容だけ紹介します。




なかなか読み応えのある本です。


日本から帰って来て時差ボケはなおったが、先日やった前立腺癌の生体検査後の薬を飲んでいるのでダルイ。



なので今回のロサンゼルスはアクテビティ無しで、家族のケアーだけです。


「暑さ寒さも彼岸まで」とは良く言ったもので、ラスベガスもロサンゼルスも随分涼しい。


そのせいか次男が風邪をひいてしまい、日曜日の夕食はセイの出る餃子にした。


近くのチャイニーズマーケットに買い物に行き、奥さんの厳しい指導で餃子作りに励む。



なかなかの出来でした。



更に次男が会社に持って行けるようにバナナブレンド作りも手伝う。



そして一言

「お母さんは君のお嫁さんに君の好きな料理の作り方を教えてあげるまでは、元気でいなくっちゃって言ってるんだよ!」

と軽いジャブを次男に叩き込む。



「はぁ〜」と効いたか効かなかった分からない反応。


少しはジャブが効いてくれたら良いのだがね。