「金の成る木」
久能山東照宮には「金の成る木」なる木が有ると言う。
それは本殿の更に上にあり、廟所参道を登って神廟(家康のご遺骸を入れていた)の横の方にある。
「金の成る木あるから行ってみようよ」と奥さんに言うと「ほう〜」と反応したものの、階段のキツさにギブアップ。
一人で登って来た。
コレが「金の成る木」であるが、ココには家康公の逸話があるそうだ。
徳川家康が家来に「世の中には金の成る木があるそうだが誰か知っているか」と尋ねた。
皆首を傾げていると木の幹を描き、これに三つの枝を描いて
一つは「よろずほどよ木」=全てほど良き
二つ目「しょうじ木」=正直
三つ目「じひぶか木」=慈悲深き
と描き「どうじゃ、他にあろう」と聞くと細川忠興が、さらに左右に
「あさお木」=朝起き
「いさぎよ木」=潔き
「しんぼうつよ木」=辛抱強き
「ゆだんな木」=油断なき
「かせ木」=稼ぎ
「ついえな木」=潰えなき(疲弊しない)
「養生よ木」=養生して健康を保つ
「かないむつまじ木」=家族が仲良くする
と書いたそうだ。
それを見て家康公は「この木を守らば富を得られ、末長く繁盛するであろう」といい、家臣に対し帰ったら家中に広めよと命じたそうです。
わかっている様で中々意識してないと、自分の「金の成る木」は成長しませんね。
盆栽サイズかな〜
どうも「やる気な木」とか「短気はそん木」「うつろ木」「よわ木」などが雑草の様にまわりに生えて来てイカンですな。
意識を高める為に「金の成る木の御朱印」を買って来ました、700円です。
特に奥さまは「かせ木(稼ぎ)」の枝が大きく伸びるのを願っている様だ。
とりあえず「無駄使い無木」ように気を付けるとしよう。