砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

リセッションの足音

会社のマネージャーの一人が「リセッション(景気後退)が始まるからお金をセーブしとけ!」とひつこく言ってくる。


「オレは日本に行くから、旅費にお金使ってスッカラカンだ!」と答えたが、確かにレストランビジネスもさほどの忙しさがない。


忙しいのは週末ぐらいである。


「米政府は景気を犠牲にしてでもインフレ対策に舵を取った」とも聞くし、ヤレヤレどうなる事やら。


確かに不動産価格も下がって来たぞ。

人生の後半でリセッションはキツイな〜。


中小企業には利上げ=金利の上昇は経営上大変厳しい。

毎週仕入れの調整をしている僕としては景気の動向が心配で頭が痛い。


来週はどのぐらい物が動くかの予想は、魚介類だけに神経を使うのだ。


ラスベガスが暇なのは景気後退の不安だけでは無いようだ。


長く厳しいコロナ規制下では海外旅行に行けなかった多くの人々がラスベガスに遊びに来ていた。


しかし、今は規制が暖和され、かなり自由に動き回れる様になったようで、遊びに来ていた人達も他に行ってしまったのかもしれない。


今日セールスに行ったホテルのシェフも南米へのクルーザーの旅に出ると言う。


色んなバケーションの選択肢が出来たことも、ラスベガスが暇になった理由だろう。


昨日長男夫婦からテキストが来て「今、カナダのモントリオールに遊びに来ている」と言う。


ニューヨークから6時間で行けるそうで「北米のパリ」と呼ばれる綺麗な町の写真を送ってきた。



マネージャーの言う「リセッションが来るから、お金貯めといた方がいいぞ」

と言おうと思ったが、野暮な親父と思われるだろうからやめた。


フランス語が公用語のモントリオールは「Joie de vivre(生きる喜び)」を信条とするフランス的精神の街だそうだ。


若い内はリセッションの足音も気にせずに「生きる喜び」を謳歌するのも良しかな。



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