ウキペディアな日
新しいレストランのオープニングは興奮と緊張がある。
世界的に有名なアーティストや著名人が集まるラスベガスには、彼らの舌を唸らせるシェフが集まる。
そうした有名店オープニングのお手伝いをさせて頂くのは、たいへん光栄であり勉強になります。
今回はオーストラリアで最も成功した日本人、米タイム誌で「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれた和久田哲也シェフのお店です。
シンガポールのMarina Bay Sands にあるWAKU GHINの和久田オーナーシェフから、僕に携帯に電話がかかって来たのは月曜日の夕方でした。
ラスベガス店のオープンに際しての情報などを話しながら、和久田シェフの料理に対する真摯な姿勢を感じました。
聞けば静岡浜松の出身と言う事で同郷の出身、静岡親善大使でもあられるそうです。
今回はオープニングの為にラスベガスに来られたので商品の説明も兼ねてお会いする事が出来ました。
ウキペディアで検索しても本か映画になる様なエキサイティングな和久田シェフの人生ですが、成功者に見られるオーラと共に人格の深さを感じました。
今回のミーティングではオーストラリアからの魚介類も入れたいとの事でしたので、その方面に強い業社さんと一緒に参加した。
この業者さんがまた面白い。
吉田松陰に可愛がられ高杉晋作の「奇兵隊」で共に戦い、昭和まで生きた渡辺蒿蔵(天野清三郎)の直系の子孫でした。
こんな所で維新志士の子孫と出会うとは。
脱藩密航して欧米で造船を勉強した因縁で、子孫がアメリカに住んでいるのだろうか。
まあ、ともあれウキペディアに出てくる有名シェフや、維新志士の子孫と楽しくも有意義な時間を過ごせました。
しかし、お店の中のデザインが凄いです。
色んな刺青のメッセージがある絵。
この首のデザインはアニメ好きには分かりますね。
旭日旗もあり。