砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

La barca d'oro「黄金の船」

お互いに一人暮らしと言う奇妙な夫婦を続けている私らだが、ロサンゼルスに帰って来た時はランチデートするのが遠距離恋愛を続ける秘訣である。


今日はガーディナ市のスパゲッティ屋さんに行ってきた。




ここはロスで35年前に一緒に生活し始めた頃から、夫婦で時たま食べに来ている馴染みのお店である。


それ程高いわけでも無く、庶民的なお店だ。


「あの頃は子供もまだおらずド貧乏だったので、2か月程コツコツ小銭を貯めて二人で食べに来ていたよね〜」

と昔話を店のコーナーの席で懐かしいそうに話す奥様。



今は長男はニューヨークで家庭を持ち、次男もニューヨークで3カ月のインターンシップなので家には奥さん一人。


さすがに寂しかろうと2週間に一度は帰って来ている。(ぜんぜん寂しくないと言ってはいるが)


食べながら取り留めない話しをするのも楽しいものです。


最近あった周りの出来事や、無駄のない料理方法、

生活の知恵などなど。

更には老後の事なども....。


「外食を節約するには出掛ける前に水をいっぱい飲んでおくのが良いみたい」とか、近所に住む83歳の日本人お婆ちゃんが心臓破りの坂を平気で登れる必殺の健康法など軽い話も多い。


でもやはり話題は自然と子供達の事になる。


次男がニューヨークでコロナにかかり、お世話になっているご家族にも感染ってしまい申し訳い状況で気掛かりは尽きないものだ。



さてオーダーしたスパゲッティはバルカドーラ(イタリアン ソース(トマト)に海の幸)と書いてます。




「La barca d'oro」はイタリア語の「黄金の船」と言う意味だそうだ。

奥さんが焼きナスのトッピングをオーダーした。


近所の奥様達に色々と助けらせている事や、帰省の為に体力付けないといけないので散歩しているとかの話を聴きながら「黄金の船」を食べる。


「リタイアまでもう少し頑張らなきゃならないが、夫婦健康であれば何とかなるさ」と言うのがランチ デートの結論かな。



人生の航路の後半が「黄金の船」である事を思いながら食べたバルカドーラは少し濃い味でした。


年のせいでしょうか。


(「人生泥舟」だけは避けたい😅)



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