古本屋での出会い。
先週LAに帰った時、Book Off に行って古本を漁ってきました。
横谷光輝氏の「史記」
ドリヤス工場 「文学作品をだいたい10ページぐらいの漫画で読む」
そして「Fact Fulness」。
「ドリヤス工場」という聞き慣れない作者に驚くより、漫画の作風が水木しげる氏にそっくりなのにビックリする。
霊媒師に水木さんが乗り移って書いたのかと思ってしまう。
このキャラクターで「若草物語」やツルゲーネフ「初恋」を描かれてもピントこないが、本の内容を知ることが出来きて楽しいです。
昔々、中高の推薦図書か宿題で読んだ覚えのある物もチラホラ。
だか内容はもうほとんど忘れている。
例えば夏目漱石の「吾輩は猫である」の結末を覚えてますか?
ビール飲んで酔っ払い、水瓶に落ちて溺死するのです。
そんな事までは覚えてませんでした。
いつゲゲゲの鬼太郎やビビビのねずみ男が出てきても不思議ではない漫画で文学のお勉強。
「史記」は何度読んでも面白いし為になります。
古代から国家の興亡盛衰にからなず共通したパターンがある事が分かります。
王の傲慢、怠惰、そして忠臣の諫言を受け入れず、甘い言葉で奸臣に操られ国を滅ぼしている。
また、英雄のみならず任侠者、刺客などを取り上げているところに司馬遷の儒教的ではない、道教的な傾向があると言われていますね。
こんなに古くから素晴らしい歴史の教科書がありながら、また今も独裁の道を歩む中国の愚かさに驚く。
ドイツの宰相ビスマルクの「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」の言葉がよぎる。
この2冊は飛行機の中で読んでしまいました。
Fact Fulness は友人が「為になるよ、読んだらいい」と言ってたので機会が有れば読んでもみようと思っていた本だ。
古本屋で出会ったので買った。
サブタイトルに「10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」と書いてある。
確かに最近「思い込みが多かったな」と思うことがある。
昨今YouTube をはじめ、様々なデマや情報でいつの間にか翻弄される事が多いですよね。
コレは来週読む事にしよう。
電子ブックで読む事も増えたが、やっぱり本のページをめくるのも楽しいです。
本にも出会いがあるようで、何度来てもピントくる本が見つからない時があるが、今回は収穫あったかな。