砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

鵡川のししゃも

今日は昼にヘビーな物(タダで貰ったので)を食べてしまったので夕食は抜こうかなと思ったが、それもチョット寂しい。


するとボスが「いい物があるよ〜」と言って紹介されたのが鵡川のししゃも。



中に「鵡川のししゃも伝説」が書いてあった。


カンナカムイ(雷神)の妹がコタン(集落)の人々が飢餓で苦しんでいると知って天に助けを求めるました。

するとフクロウの女神が魂を入れた柳の葉を鵡川に流したところ、みるみる内にススハム(柳の葉の魚)になり人々は飢えから救われましたとさ。

メデタシ メデタシ。



私達が「子持ちししゃも」として食べているのは、輸入したししゃもの代用魚で「カラフトししゃも」「カンペリ」と呼ばれ本ししゃもとは学術的、生態的に別物だそうだ。


チョット高いので「奥さんに相談してから....」と言ったが、「人間、生きてる内に本物を味わっといた方がいいよ〜」とのボスの誘惑に負けて買ってしまった。


この「本ししゃも」と「カンペリ(カラフトししゃも)」の生物学的違いがネットに載っていたが説明が面白くて笑ってしまった。


「ライオンとネコ、人間とゴリラのちがいのように生物学的にも大きな隔たりのある魚」だそうだ。


早速炙って食べた。

確かに身の厚さ、歯応え、味が全然違いますな〜。

さすが「本物のししゃも」だ。


地元ではししゃもの寿司もあると言う。

食べてみたいものだ。



本ししゃもが食べれて、ネコではなくライオンを飼っているような気持ちになりました。



旬は10月から11月だが、今年は過去最低の漁獲で、深刻な状態とニュースに出ていた。


やはり海水温の上昇が原因だろうか。

漁師のおじさんが「本州です取れる魚が釣れるようになった」と言っていた。



漁業関係者の苦悩が画像で伝わった。


このたびは貴重な鵡川のししゃもが手に入ったので、天に感謝して味わいました。


いま一度カンナカムイの妹さんに、漁師さん達の苦悩に耳を傾けて頂きたいものです。

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