砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

お陰様

お陰様で先月は過去最高の売り上げと、利益を上げる事が出来た。(物価が上がったのも理由の一つだが)


会社継続を危惧した一年前では予想だに出来なかった状況である。


アメリカ国内のコロナもだいぶ治まり解放感が影響しているのであろう。


ニューヨーク株式市場でもダウ終値が3日連続で最高値更新だそうだ。


さて日本人が(ビジネスなどでも)よく使う、この「お陰様で」は英訳が難しい。



日本語に関心を持つワーカーは「どうゆう意味?」と聞いてくる。

「Thank you for your helping 」ともチョット違う。


「お陰様」は具体的な誰かを指しているのではなく、世間やもっと広範囲に対する感謝の言葉である。


英語の場合は主語がハッキリする必要があるので、この曖昧な主体の英訳は難しい。

 

「お陰様」は元来は神仏の加護への感謝の意味だそうだ。


自然災害が多い日本では「生かされている事」への感謝、

困難苦難に際して「困った時はお互い様」と助け合う中で「周りの人々のお陰様で生きている」と言うカルチャーが根付いたのかもしれない。


(3.11のボランテア活動)


古来、日本は山や川、草木にいたる自然界に神と精霊が宿るとされて来た。


この日本的アニミズムが、生かされているのは神仏と自然、世間全般の加護の「おかげ」と考える日本の心を生んだと思う。(御先祖様も含めて)


謙虚な感謝の言葉「お陰様」はアメリカンの息子達にも伝えて行きたい美しい言葉です。

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