砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

三方よし。

ニューヨークの大手新聞社の記者から電話があった。


一か月前に取材の電話があるとは聞いていたが、営業でお客様の店を出た直後だったのでチョットめんくらった。


「アメリカの日本食ブームの原点」のような記事を書こうとしているのか、すでに何人かの先輩達に取材をしていたので取材されるのも簡単だった。


誰が渡したか知らないが、昔にラスベガス開拓の苦労話を書いた「ベガス営業記」の英語版を読んだそうで僕に興味を持ったようである。

社内用に書いたレポートなので「誰からもらったの?」と思ったが敢えて聞かなかった。


コロナ パンデミックで弱体化する競合他社もある中でも、我が社が発展しているキーポイントを聞かれたが、専門的な所は避けて会社のミッション ステートメント(企業理念)の部分を話した。


記事になるような話を提供しようとするのも営業マンの性(サガ)である。


昔の日本に近江(滋賀県辺り)商人の「三方よし」って言葉があるが知っているか? 

と聞いてみた上で説明した。



とかく激しいセールスの闘いの中では自社の利益に走ってしまう。

しかし信頼を得るために、売り手と買い手がともに満足し、さらに社会貢献もできるのが継続的発展をもたらすビジネス スタイル。

これが「売り手」「買い手」「世間」の三方良しの近江商人スピリットでサステナブル ビジネスさ。


「オイラはこのスピリットを心掛けているよ」と。


さて、どれほど理解して貰えたか分からないが、ふむふむと言いながらキーボードを打っていたのでまあ大丈夫だろう。


久々に英語でベガスでのビジネスの思い出話しや、会社のミッション ステートメント(企業理念)を説明する事が出来たのは良かった。


アメリカの記者に日本的ビジネスのルーツ近江商人スピリットを説明出来たのも満足である。

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