スマホ脳
先回は飛行機でロサンゼルスに帰ったので、例によってダウンタウンのユニオン ステーションで次男にピックアップしてもらう。
待っていると次男から電話が掛かって来て正面か裏側か聞いて来る。
もう何度もピックアップしているのに覚えてない。
ステーションから家に帰る時もスマホのGoogle map で最短距離を調べている。
それを見て「コレもスマホ脳の悪影響の一つだな!」と思った。
50近くになってスマホを手にした世代にとっては、2、3回行った場所は地図に頼ら無くても辿りつける。
山やビルなどの景色を見て方向が分かるのだが、若者の多くはスマホばかりを見て、その指示で運転するので脳が怠けて記憶しないのだ。
アンダース ハンセン氏の「スマホ脳」は世界的ベストセラーとなった。
確かにスマホ無しでは仕事も生活も出来ない時代だが、子供の時から長時間使用すると色々弊害があるそうだ。
一万年前から狩猟と採取で暮らして来た私たちの脳は、現代の溢れ出すデジタル化に着いて行けず身体と心に影響を及ぼす。
*SNSを使うぼど孤独になり、人生の満足度が低下。
*スマホから出るブルーライトが体内時計を狂わせ、睡眠の質の低下する。
*マルチタスクによる記憶力や集中力の低下。
などが挙げられる。
うーん、記憶力の低下は加齢だけではなかったのか!
私達の脳は睡眠を通して「作業記憶」から「長期記憶」に定着させるが、睡眠不足では記憶を定着出来なくなる。
それにスマホが記憶してくれるから記憶するのを怠けてしまうのかも知れません。
特にSNSは自分の投稿の評価を求めるようになるので「いいね👍」を求めるあまり、社会的に許されない行動をしたりする。
同時にYouTube やTwitter も自分の主張に合ったもの、好きなモノしか見ないので考えが偏る場合が多い。
広く議論し、意見を求めるより自己主張を最優先させてしまう。
先の大統領選挙にしても、新型コロナ、ワクチンにしても情報がありすぎてしまうので、やはり一方通行な主張では無く、じっくり議論する事は重要だと思いますよ。
自己主張を受け入れられない、「いいね」の結果が貰えないと孤独になり「キレる」老若男女が多いそうだ。
たまには電話で生の声を聞きながら話すのが人間らしいですね。
さてスマホ脳解消の為には十分な睡眠と適度な運動、そしてスマホを使う時間の制限だそうだ。
スマホを使うのでは無く、スマホに使われるいる現代人。
無いわけにはいかないので、上手な使い方が大切ですね。
とりあえず今日は早めに寝る事にしよう。