砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

倫理、モラルの時代。

新型コロナもアルファ、デルタ型のみならずラムダやコロンビアで見つかったミュー型まであると言う。


ミスコピーを続けるウイルスはオメガが型まで到達するのだろうか。


アメリカ国内ではまだ感染は広がっているが、最初のような恐怖感は無くなったように思える。


ワクチン接種が進んだのと、致死率がさほど高く無いからであろうか。


このまま消えて無くなってくれればと思うのだが、このウイルスは専門家でもどうもよくわからないようだ。


しかし、終息後の世界 アフターコロナの時代がどうなるのかをテレビや本などで目にするようなった。


哲学界のロックスターと言われる若き天才哲学者マルクス ガブリエル教授の本「なぜ世界は存在しないのか」はベストセラーとなり、彼のコロナ後の世界の見識が注目されている。



ANNニュースで「天才哲学者マルクス ガブリエルが語るコロナ後の未来と倫理」をやっていたので見た。



彼はコロナが終息しても、コロナ前の世界には戻らないと断言する。


なぜならグローバル化しようとした世界に問題があったからでありそれがコロナ禍によって露出し是正されようとしていると言う。


その問題の根本は間違った資本主義にあると言う。


確かに資本主義はより安い労働力を求めて海外の途上国に工場を作り利益を上げてきた。


しかし、最近はウイグルの人権問題で中国産がいくら安くてもコットンを仕入れる会社が倫理的問題があるとパッシングを受けている。

ユニクロもアメリカで輸入禁止、フランスでも捜査対象になった。


いくら安くて良い物でも人権と言う社会倫理、モラルに反すればビジネスにならない時代である。


コーヒーやティーなども生産者の名前を出して、そこに搾取が無い事を暗に語るメーカーもある。


こうした社会の動きにガブリエル教授は社会は「倫理資本主義」に向かっていると言う。


利益が一部の富豪に集中するのではなく、バンデミックで貧困に喘いでいる人や国に分け与えるべきと主張する。(One Family under Godだな)


これからの世界の価値観の中心が倫理、モラルになると言うのだ。


確かに今の時代は企業の社会貢献度、環境問題への配慮が評価されてきていますね。


教授は企業の中にも税理課のように倫理課、モラル部みたい物を作り、企業価値を高めることでビジネスも成功する時代だと言う。


ちょっと違うかもしれないが会社の中では企業コンプライアンスが重視されている。


社員全員がルールを守り、モラルある行動をとるように管理義務があるので、人種、性別、宗教、性的趣向に対するハラスメントを無くす努力を会社が責任を持たなければならない。

それが社会的責任を持つサステナビリテー(持続可能)企業というわけだ。


企業のみならず社会、国家も倫理、モラルが価値基準になって来る時代が来ている。


新型ウイルス当初、アメリカはマスクをしない国なので、だいぶマスクに反発があった。


しかし、ソーシャルデスタンスを守り、手洗いをし、マスクをするのが自分と他人を守り、うつさない為の社会的モラルとなった。


倫理、モラルが世界の価値の中心に一歩一歩着実に進んでいるのなら嬉しい事だ。


共生、共栄の時代に近づいて行く。

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