砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

鱗のある魚

先日、お得意様のレストランで拡張記念パーティーに招待されて行ってきた。


朝が早い魚屋には夜7時からのデナーパーティーは辛い。(9時には寝るので)


シェフと話したら海外ビジネスは調子が良いという。


彼はロンドン支店のオープンニングから帰って来たばかりだが、ロンドン、ドバイ、テルアビルはもうマスク無しで人は町に溢れていると言う。


このパーティーもかなりの密だが、コロナなど全く気にせず騒いでいた。


今週は何かとバタバタした週であった。

暑い夏も終わりに近づき10月には少しづつではあるがコンベンションやイベントが企画されている。


昨日は1番のお得意様からユダヤ人富豪のパーティーがあるからKosher(コーシャ)認定の魚を揃えてくれと頼まれる。

彼らはラビ(ユダヤ教祭司)が認定した物で無いと食べれないのだ。

その認定マークをコーシャ マークと言う。


塩などもコーシャマークが無いものは使えない。


ユダヤ人が豚を食べないのは広く知られているが、魚も鱗付きの皮が無いのは食べない。

だからウナギ、タコ、イカもダメだ。


彼らに鱗が付いている魚である事を証明する事が必要だと、


昔、ユダヤ人が多いビバリーヒルズのセールスを担当している時の事だった。


冷凍マグロのサクを見たラビが、鱗が付いてないからダメと言う。



全体のマグロの写真を見せて「元はコレだよ!デカイの1本買わないならサクを使うしかないしょ⁉︎」と言うがダメだと言う。


さすが聖書の民、紀元前からの伝統は曲げれない。


苦肉の策で冷凍サクマグロに、生のマグロの皮をセロテープで貼って出した。

ナント!OK だった。


数が多いのでマグロの皮が足りず、サーモンの皮をマグロのサクに貼って出したが何もクレームは無かった。(実に奇妙な見てくれ)


なんかなぁ〜。


さて今回のユダヤ人富豪パーティーのラビは中東系の厳格なラビで、鱗付きの皮ぐらいでは誤魔化されないと言う。

魚に頭が付いて無いと認められないと言うのだ。


やれやれ。


ユダヤ人は寿司が好きである。

彼らは土地を追われることが多かったからか、魚を酢に付けた物を食べる。


僕の長男の嫁さんのお父さんがユダヤ人だが、寿司好きだ。


さて、サーモンは頭が付いているので問題ないが、ハマチ、マグロは頭を落として仕入れている。

その方が輸送代が安くなるのだ。


さてマグロにサーモンの頭付けたら、今度のラビは怒らないかなぁ〜。


これもかなりキモい魚になるぞ!


コロナ禍でもAmazonやNintendo のみならず、金融関係に強いユダヤ系も儲けているようだ。

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