万屋になりました。
物価の上昇が止まらない。
輸入業者にとっては海上運賃と航空運賃の値上がりは商品の値上がりにつながる。
我が社の扱う鮮魚は豊洲と福岡からの航空便が中心だが、冷凍物や乾物類は船便を使う。
この船便がコロナ禍による人員不足、コンテナ不足で混乱して商品が届かない事態に陥っている。
航空便がある我が社はまだ何とかなるが、冷凍物、乾物を扱う物流大手は船便なので大変な状態である。
レストラン オーナーが「オーダーしても無い物ばかりで商売にならねえや⁉︎」とボヤいている。
そこで「鮮魚と一緒に航空便で持って来てくれ」と頼まれる事が多くなった。
「高くなりますよ〜」と答えるのだが、「無いわけにいかないから頼む」と言われる。
今日も「ところてんき」や新潟三条の「千年悠水」を入れてくれと言われた。
チョット前は高級神棚も仕入れているので、もはや魚屋ではなく「よろず屋」である。
最近は名前をもじって「万屋清二郎」と名乗ってます。
来年の中頃まで物不足と物価の上昇は続くと言われるが、全てはコロナが終息するか否かなので本当の事は誰も分からない。
しばらくは万屋の仕事に追われそうである。