砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

あやまり侍

スエズ運河で大型コンテナ船が座礁して、6日間運河が塞がれてしまった。

物流が止まってしまうのは大変である。


あの船体に高々と積み上げられたコンテナを見ながら何の商品を運んでいるんだろうとボ〜と思っていた矢先。



オーダーした福岡市場の日本鮮魚を積んでいる飛行機が、エンジントラブルでカナダのバンクーバーで立ち往生との報を受けた。


コレは大変である。

売り上げが良くなっているのに商品が無いのは超ヤバイ。

幸い豊洲市場からも少し入れていたのでゼロでは無いが、高級カジノレストランに納品する本鮪や雲丹は間に合いそうも無い。


通常だと替えの飛行機が用意されるのだが、航空会社もコロナ禍の被害をもろに受けているので、代用便が出せない様だ。



ANAがこうした問題で荷物が届かなかったのは初めてだ。


商品はどうなるかと聞くと廃棄処分になるそうだ。

高級食材もいっぱい入っているのに何とももったいない。

究極のフードロス。


できればカナダの友達に分けてあげたいものだ。


そんな話しをしていると週末ロサンゼルスに飛行機で帰った社員が「自分の乗った飛行機もエンジントラブルで乗り換えや何だらで1時間でベガスに来る予定が3時間かかった」とボヤく。


ロックダウン解除で人も物も動き出したが、コロナ禍で疲弊した航空会社がチョット心配である。


実は昨年、私の長男は航空部品製造の会社に就職予定であったが、コロナ禍のロックダウンで飛行機が飛ばなくなり内定取り消しになってしまった。

航空産業全体がダメージを受けているのだ。


物流の町ロサンゼルスの海の玄関であるロングビーチ港もコロナで船舶会社も破滅状態で物流がかなり滞っているし、ミャンマーの惨事でソフトシェルクラブなどの商品が品薄になる。


これから物不足で食品高くなって来るぞ〜!


「私達のような卸業社を殺すにゃ刃物は要らぬ、物が3日も止まれば良い」と言った具合いだ。


てな訳で今日は高級鮮魚をプリ オーダーしてたお客様を回って入荷しない事を「あやまり侍」となり、頭を下げまくった一日でした。


因果な商売である。


コロナ禍のアフターショックはまだ続くのだろうか。


早く平常化して頂きたいものだ。

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