砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

春寒の朝

春の訪れと共に、コロナで閉めていたカジノ ホテルも冬眠から目覚めるように動き出してきた。

急にオーダーが増えたのでてんてこ舞い。


建設中のResorts Word  Casino hotelも5月オープンなので、レストラン部門からコンタクトして来ている。



Hard Rock CasinoがVirgin  Casino としてオーナーチェンジで25日にオープンした。

Virgin Groupはロサンゼルスからベガスに高速鉄道計画を進めているので、これからベガスに力を入れて来るだろう。


このホテルの中にあるレストランも大切なお客様なので今週はビジネスが規模が大きかった。


ポーカー トーナメントも影響しているとは思うが、ワクチン接種も進み辛いコロナ禍を抜け出した安堵感もあるかも知れない。


まだまだ以前のような賑わいが無いが、一時はゴーストタウン化した町が徐々に息を吹き返している。


いや、多分以前のようにチャイニーズ客をターゲットにしたビジネス モデルは今の米中関係からして戻らないだろう。

これからラスベガスで力を持って来るのは東南アジア系かもしれない。


Resorts World Casinoも東南アジア系だし有名なVenetian , palazzo Casinos のオーナーも東南アジア系に変わった。


こうしてラスベガスの町も徐々に何かが変革して行くのだろう。


コロナ ウイルスのみならず,Black Lives  Matter ,大統領選挙戦の混乱と言い2020年は破壊と再生の大変革の年であった。


新型コロナによる死者が米国だけで55万人を超えたのだから歴史的大惨事である。


 特に旅行関係やレストラン関係のビジネスは致命的打撃で多くの人達が苦しんだ。

レストラン オーナーは鬱になった人が多いと聞く。


今朝、僕もお世話になったシェフ ボビーが自殺したと言う訃報が入った。

まだ小さい子供2人を残して何故死を選んだのか知る由もない。

魔がさしたのだろう。


レストラン雑誌の表紙になった事もある仕事が出来るシェフだったが、彼もコロナ禍によって人生狂わされてしまった一人だ。


春寒の辛い朝の知らせだった。


この町の激動と変革の辛い時期はもう少し我慢しなければならないようだ。


こんな時代は心根を強く持ち、知恵を出し合って乗り越えて行くしかない。


きっと花咲く春の陽射しが訪れると信じて。


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