砂漠の生物
セールスでお客さんを訪問すると「暑いのに大変ね」と言われる。
確かに連日43度を超えているのだが、さほど辛く感じる事は無い。
ラスベガスに来た最初の1、2年は確かに「何だこの暑さは」と思ったが11年もここにいるとすっかり砂漠の生き物となってしまったようだ。
それともただ鈍感になったのだろうか。
最近この業界で生きていると、セールスマンの特性が何らかの動物に似ていると思える時がある。
ライバル会社のセールスマンではあるが歯がガタガタ、髪の毛はほぼ無く何時も酔っぱらったような人がいる。
人は彼をハイエナ先生と呼ぶ。
まさに「砂漠のハイエナ」のようにウロウロオジサンの周りをセールスをしている。
我が社にもおん年73の「砂漠のシーラカンス」と呼ばれる有名なセールスマンがいる。
社内では殆ど話さないが、狙った客は必ず落とす「砂漠のサラマンダー」みたいな人もいる。
オジサンは砂漠の狐か亀か、あるいは奥様に言われている犬かカラスのイメージだろうか。
「砂漠の狐」ならロンメル将軍と同じなのだが。
さて、ロスアンジェルスからラスベガスに来る途中にデスバレーの入り口の町がある。
「死の谷」の名の通り夏は50度を超える暑さだ。
さすがにココではハイエナも犬もカラスも生きれなそうだ。
オジサンはまだ行った事は無いのだが、コロナ ウイルスを焼き切ってくれるのなら「デス バレーコロナ殲滅ツアー」なんかやってみたらどうかと思う。
50度の死の谷で死ぬのは人かウイルスであろうか。
いや多分熱中症で死ぬかもな。