砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

木枯し吹くベガス

ベガスもメッキリ寒くなって来ました。


木枯しが吹き抜けると砂漠の冬がやって来る。

明日は雨だがこの分だと高地の方は雪も降るかもしれない。

ちょっと前まで半袖だったので、この気温の変化は砂漠独特のものでしょうか。


寒くなると3週間前にいた日本が妙に恋しくなって来る。

静岡おでん🍢に日本橋の蕎麦屋、北茨城の婆ちゃんの家のコタツなどなど暖かな品々が恋しくなるものです。

あ〜日本の思い出もお土産の残存量と共に少なくなって行く感じがする。

いま残っているのは「春華堂のうなぎパイ」が5本のみだ。

「夜のお菓子」なので、日が暮れると1本をネズミの様にカリカリと時間をかけてみみっちく食べている。

「もっとお土産いっぱい買って来ればよかった!」と奥様はボヤく。


さて先回の帰省はほとんど奥様の実家の茨城の婆ちゃんの家で過ごしたので、夕方になると北茨城の田舎生活が思い出されてきます。


毎日、近くのスーパーカスミに自転車を押しながら買い出しに行くのだ。

5時からの値引きセールが始まる時間を狙って行く、

一年に一回初老の夫婦がボロ自転車を押しながら田舎道をトボトボ歩いているので、さぞかし不思議に見えたであろう。

時には婆ちゃんも連れて買い物に行くが、片手を自転車の荷台につかまり、もう一方は奥様が手を取って動するのでチンドン屋の移動の様になる。


「昔はお前をおぶってこの道を歩いたんだ〜」と婆ちゃんは奥様に何度も呟いた。


舗装されていない田舎道は古い家の横には必ず柿木があり、畑にはネギやら大根やらが花などが植えられていて楽しい。


草が至る所に生えている土の道を歩くのは久しぶりだ。


風は冷たかったが夫婦で婆ちゃん連れて歩く田舎道は、なんか暖かな気持ちだった。


「高いからいらね〜いらね〜」と婆ちゃんが言う歩行器を来年は買ってあげようと思っている。


”木枯しも 思い出優し 田舎道。“

   オジサンココロの歌

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