マグロが無い。
マグロが高騰している。
ボスが不在の時に今年最大の危機に陥った。
ボスは15年ぶりに日本に帰っている。完璧に浦島太郎となっているだろう。
こんな時によりにもよって、主力商品のハワイのメバチマグロが全然水揚げされていない。
マグロは鮨屋の花である様に魚屋の花でもある。
マグロの赤身が無い寿司や魚屋ははあり得ない。
しょうがないので本鮪を代用してなんとかサバイブしている。
思えば空前の寿司ブームで、マグロの需要が増えている。
最近は日本食レストランのみならず、高級ステーキハウスやイタリアンでもマグロのカルパッチョを出すようになった。
何時もは大丈夫なのだか大西洋も太平洋側でも水揚げが少ない時が年に2、3回あるのだ。
お客様から「明日は大丈夫?マグロある?高いの?」と聞かれるが、相手が海の中に住んでいるので「海と漁師さん次第です。」としか言えません。
あって当然と思わないで日々、海と漁師さんに感謝する事にしよう。
忙しくしていると日常を当然の事と勘違いしてしまいがちだが、何事にも謙虚に感謝する事は重要である。
さて、明日も無事マグロが入荷する事を祈りながら寝るとしよう。
日本に行っているボスは、今ごろ駅の改札で引っかかっているだろうな、IC 改札になって切符切る駅員居ないの知らない様だから。