砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

風に舞うプラスチック バック。

うだるような暑さが続くベガスである。

人間、暑いと頭をやられるのか銃撃事件が多発している。


この前テキサスのEl Pasoでの悲劇が起きたばかりなのに、先日はペンシルバニアでも銃撃事件が起こった。


アメリカに来てどうしても理解出来ないものが二つある。

高すぎる健康保険と銃規制が出来ない事だ。


車にはドライバーライセンスが必要である。

船や飛行機も命がかかわる事故が起こってはいけないのでライセンスが無いと運転出来ません。


自由かつ安全な運転する為にはライセンスで規制管理するわけだ。


無免許で変な奴が運転したら危なくてしょうがない。


誰でも分かる道理であるが、銃の管理規制となると何か宗教かアレルギー症状の様に反対する。


独立戦争以来、市民が銃を取って自由を勝ち取った歴史ではあるが、今の時代は銃では他国からの侵略を防ぐ事は出来ない。


「自分が襲われた時、銃が無かったら如何するのよ⁉︎」とよく聞く。

ど田舎なら理解するが、とっさに銃で防御するなどと言う状況は滅多に起こらないし、今回の事件の様に防御不可能な場合が多い。


2年前にオジサンの会社のすぐ横にある

Mandalay Bay Hotelで無差別銃撃事件が起きたが、59人が死亡したにもかかわらず再発防止策を忘れ、もう誰もその話はしない。

変な国である。


かつて武士の魂であった刀を明治9年の廃刀令で禁止した時は、かなり反発はあっただろうが、あれを実行した明治政府は大したものだ。


と息子に話した。


今日もベガスを回っていると色んな物に目が付く。


エルビス プレスリー愛用のマグナムがHard Rock Hotelに飾ってあった。




町をドライブしているとマシンガン撃ち放題の宣伝カーが良く目につく。


ツアーもやってます。


趣味としての射撃はスカットして楽しいものではある。


しかしあの全米最悪と言われる銃撃事件広場の横を通ると、墓標も無く、ただ忘れさせようとする力が働いているかの様な状態に違和感を感じぜずにはいられない。


多くの血を吸ったアスファルトは撤去され、綺麗に整備された新しいアスファルトが敷かれてあった。

その上をどこかのショップのプラスチックバック(レジ袋)が風に吹かれて虚しく舞っていた。

×

非ログインユーザーとして返信する