オヤジの背中学習法
今回の年次総会ではマーケティングのレクチャーがあった。
ウイキペディアによればマーケティングとは「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得れるようにする」とある。
オジサンの会社のタイプは商品力と営業力が車の両輪のようなものだ。
如何に良い商品を持っていても、顧客にその価値を理解し伝わら無ければ売れません。
その為セールスマンはあの手この手で商品の良さを説明するのだが、どうも口八丁手八丁が過ぎると返って信頼を失う。
以前は新聞やテレビで宣伝をしたが最近はFacebook やInstagram 、ウエッブ検索で情報を探す世代が増えて来た。
このウエッブ上の戦いも有利に進めて行くことが営業力向上に欠かせなくなって来ている。
ミーティングも終わり、顧客の鮨屋さんでレクチャラー(講師の先生)と夕食をした。
先生はニューヨークでマーケティングの会社を経営しているブラジル系アメリカンです。
「昔はFacebook などのウエッブで情報を得る顧客など殆ど居なかったが、コレも時代の流れかね〜」とオジサンがボヤくと。
「Yes, 今の若い世代は新聞やテレビを見ない、ググって(Google 検索)って自分で情報を集めようとする。」と先生は言われた。
親父や先生の言うことより、そっちの方を信頼する嫌な世の中になっちまったようだ。悲しいね〜。
オジサンが会社に入った頃はそんな物は無いから「仕事は先輩のやり方から学べ!そこから盗め」と言われたもんだ。
すると会話を聞いていたチャキチャキの江戸っ子の大将が
「オレッチなんか親父が鮨屋だったから、親父の背中を見ながら鮨をおぼえたもんだ。」
「今じゃ弟子に『オレの背中を見ながら仕事の仕方をおぼえろ!』と言っても、
弟子は『親方の背中には何も書いてませんが.....,?』と言いやがる、コンチクショウ!」とおしゃった。
オジサンも息子達に何かを伝えたい時は
“掃除しろ”とか“運動しろ!”
“はやく嫁もらえ!”
と背中側に書いたTシャツを何枚か用意しようと思った。
背中で語ろうとする親父の背中が丸まってしまう前にね。
一応そんなTシャツが売っているか、Amazon で検索してみよう。