砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

悲しきギャンブル依存症

ギャンブル依存症は怖い。


今回の江戸川殺人容疑者の中学教諭もネット競馬などのギャンブルにハマっていたらしい。


私もギャンブルの町ラスベガスに長いので、ギャンブル依存症に陥った知人達の話しをよく聞く。



レストランで働く従業員が店のお金に手を出して、ギャンブルですったなどは日常茶飯事だ。


事故で怪我をして45万ドルの賠償金をもらい、治療に当てるはずがギャンブルに注ぎ込んで溶かしてしまったアホな友人。


新車を買う為にボスから現金を借りたのに、カーディーラーに行かないでカジノに向かってパーにした残念な奴。(今は新潟の田舎でオヤジの仕事手伝っていると聞いて一安心)


夜寝ようとしたら、とある店の従業員から電話が掛かって来て「相談がある」と言う。


「お店のお金に手を出してギャンブルに注ぎ込んでしまったんだけど、どうしたら良いと思いますか?」と言うのだ。

私に「どうしたらいいのか⁉︎」と言われても答えようも無い。

「オーナーに正直に話して謝れば、一回ぐらいだったら許してくれるんじゃなんの? 一緒に謝ってあげてもいいよ」とアドバイスしたが沈黙。


どうやら常習犯で、今回は流石にバレる金額に達してしまったらしい。

次の日に彼は街から消えていた。


気の良さそうな何時もニコニコ笑っている男だったが、そんな問題がある奴とは思いもよらなかった。


レストラン ビジネスは現金商売なので、誘惑が大きく魔が差す事が多いようだ。


ある従業員は夜中に店のお金を盗もうとして屋上から入ろうととしたが、天井が抜けて下半身が挟まり抜け出せなくなってしまった。


朝、出勤した他の従業員が世にも不思議な光景を目にしたのは言うまでも無い。


ドアを開けたら天井から人の下半身がぶら下がるっていて、情け無い呻き声が聞こえているのだから驚いたであろう。

しかもそれが知っている同僚であれば驚きも2倍だ。


さて、こうした悲しきギャンブル依存症の人達は、真面目に几帳面の人が多いと言う。


意外にも毎日真面目に仕事に行き、周囲の人から信頼され仕事も出来る。

しかし、人からの信頼や期待に応えようとする真面目な性格から、人に相談したりストレスを発散したりする事が出来ず、人知れずギャンブルに走ってしまうそうです。


私なんぞは「人生自体がギャンブル」と思っているので、そっちの方には走らないでのですがね。


そんなギャンブル依存症を作ってしまうカジノだが、彼らが溶かす金額などはたかが知れている。


全盛期のラスベガスの話を知り合いのシェフがしてくれた。

ホテルマネージャーがアラブ系の客と一緒にレストランに来て「彼はお得意様だから10万ドルまで何でも食べさせてやってくれ」とウインクして言ってきた。


10万ドルタダと言うことは、ホテルのカジノで3ミリオンほど溶かしたのだろう。


こうしたハイローラー(高額ギャンブラー)がいるから、砂漠の中でもビジネスが成り立っているわけですがね。

そんな懲りない奴らによって成り立つ街なのです。

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