砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

高級ティーカップで飲むハーブティー

次男が1週間ほどラスベガスに来るので、スリーピング バック(寝袋)買いにGood will というリサイクル ショップに行って来た。



運がよけれは良い商品を、かなり安く手に入れる事が出来る。


寝袋を手に入れたついでに食器コーナーの前を通ったら、何となく目を引くお皿がある。

99セントなのでついでに買った。



家に帰ってからよく見てみたらNoritake の器だった。

コレが99セントとは超お買い得!

100円ショップもビックリだ。

次の日、会社の帰りにまた高級食器をハンテングする為にGood willに突撃。


どうでもいい食器類に紛れて幾つかのNoritakeブランドを発見する。



Good willは持ち主が他界した後にドネート(寄付)された物が多い。


調べてみると戦後日本に駐留した軍人の奥さんは、日本のオミアゲに美しいNoritake の食器を頼んだと言う。

各地にあるGood willの店にNoritake の食器があるのは、どうやらその世代が他界して遺族がドネートしたのかなぁと思った。


さてNoritakeと共に目を引いたのがMikasaの食器だ。


この食器も綺麗だ。



単身赴任14年の間、食器などには気を遣って来なかった私である。

学食の食堂で出て来るような味気無い皿や、カップばかりを使っている。

ちょっと気の利いた物を探すとしてもダイソー止まりだった。


しかし、引退5年後を控えて「コレではツマラナイではないか!」という思いが芽生えた。


10分の1以下の値段で高級食器が手に入るのなら、コレを使って食事したり、紅茶を飲みたいという思いが湧いて来たのだ。


ヨッシャ〜と大人買い、それでも全部で$20以下である。


どうでも良い食事でも、高級食器を使うとちょっと美味しく見えます。



気に入ってるのがMikasaのティーカップ。




この薄っすらと見える花模様がイイですね〜


Mikasaは日本では有名で無いかもしれませんが、アメリカの高級レストランでは良く使われてます。


ミカサという名前から分かるように、日系二世のジョージ アラタニ氏が創設者だ。


彼はロサンゼルス生まれだが、戦前は慶応義塾大学にも学びスタンフォード大にも学ぶ秀才だった。

しかし、第二次世界大戦で敵性市民として戦時収容所に入れられるなど苦労をされた。


戦後はロサンゼルスで多くの事業を展開して、日系社会の発展に貢献された方だ。


日系の慈善事業にも積極的で、日本政府から叙勲されている。


日系社会の基礎を築きあげられた大先輩であり、苦労を克服して成功された、Mikasa 創業者の業績を学び調べながら飲むハーブティーは、また格別に美味しく感じました。


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