日本平
アメリカに帰って来て毎日が忙しくて、時差ボケする暇も無い。
「元々ボケてるから時差ボケも緩和されるのでは⁉︎」なんてかわゆく無い事を言う奴もいる。
仕事を始めるとまた携帯電話の奴隷化生活に戻った気がする。
「お客様満足度ナンバー1」を目指す営業マンとすれば、お客の電話を無視出来ないのも営業のサガである。
そんな生活から比べれば、日本にいた2週間は携帯電話からの解放自由の平安な日々であったとしみじみ思う。
兄の葬儀もあり前半は緊張だったが、それ以降の日々を少しブログしておこうと思う。
故郷静岡では1日だけ観光地に行った、日本平だ。
日本武尊(ヤマトタケル)が草薙の剣で賊を平定した後、ここにから四方を眺め大和平(日本平)と呼んだと言う。
確かにここからの風景は美しい。
富士山や伊豆半島が駿河湾越に見える名勝の地だ。
日本武尊もこの景観にさぞかし唸ったであろう。
小学生の頃に麓から頂上まで競争して走る断郊競歩なるプログラムがあり、頂上に立つとあの時の汗だくの苦しい体験を思い出す。
しかしココから見た富士は、そんな疲れをも吹き飛ばしてくれる力があった。
あの頃は何にもなかった頂上も、最近は「日本平夢テラス」なども出来てスッカリ変わってしまった。
「風景美術館」の名を持つ日本平ホテルでランチを食べたが、美しい景色を見ながらの食事は美味しさを増してくれる。
コレには奥さんも喜んでくれた。
残念ながら私達が行った時は雲で富士山を見る事は出来なかったが、砂漠の町ラスベガスには無い青い海と優しい緑に癒されました。