昨夜はラスベガスで最近オープンしたカジノホテルのレストランにディナーしに行って来た。
ホテルのレストランは価格が高いので気軽には行けませんが「他の卸業社は皆な食べに来ていたようだ!」と担当セールスマンに言われたので、立場上ご挨拶を兼ねて食べに行かない訳には行きません。
私達以外はホワイトのセレブのグループが多かった。
DJが音楽をガンガン鳴らす中での食事は、年寄りにはなかなか馴染めるものでは無い。
社員4人でテーブルを囲んだが、お互いの声が聞こえないので会話にも成りにくい。
ただオ〜とかイェ〜と言いながら食べるのみだ。
そんな環境の中で唯一静かにリラックス出来る場所がトイレである。
チョット一息つく為にトイレに入ると、さすが高級ホテルのレストランだけあって広いし綺麗だ。
たぶん私のアパートの部屋より大きい。
トイレを使用していると暫くして、何か目的が違う行動をしている人物に気付く。
用を済ませて手を洗おうとすると目が合ってしまった。
ニコと笑って洗面台に伸ばした私の手に、ソープを注いでくれる。
手を洗い終えるとササッとペーパータオルを渡してくれた。
私も引きつった顔で何とか笑顔を作り「Thanks !」と言う。
「You're welcome !」と答える彼の服装は明らかにお店のスタッフの格好だった。
そして洗面台にはローションなどの高級化粧品、タバコにチュインガム、お菓子などが並べてあった。
高級レストランともなると、食事のサーバーのみならずトイレにもサーバーがいるんですね。
次の日に会社で昨夜のレストランの事が話題になり、ついでにトイレのサーバーの話しも出た。
すると女子達が、ラスベガスの高級ナイトクラブなどにはトイレの中にサーバーがいる所も多いと言う。
「でも、やっぱ一息入れたいトイレで誰か居るというのは落ち着かないデスよね〜」との感想だ。
すると他の社員が「中国のホテルのトイレを使ったら、そこにもサーバーがいた」と言う。
立ってオシッコしていると、おもむろに背後からマッサージをはじめられて驚いたそうだ。
言葉が通じ無いので、要らない要らないと手を振っても、ニコニコしながら肩を叩きはじめたそうだ。
完全無防備な状況で、下手に動くと的を外して汚してしまうではないか!
頼んでもいないサービスなのだが、チップはお渡ししなければならない。
「ありがた迷惑」とはこう言う事を言うのだろう。
話しによれば大きい方をしていた時は、ドアの向こうでサーバーが鼻歌うたいながら居るので全然落ち着かなかったそうだ。
トイレはRestroomと言う言葉どうり、気が休めるルームでなければなりません。
やはりトイレぐらいは静かな個室でリラックス出来たら方が良いですね。