砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

ムシの知らせ。

アメリカではスーパーマーケットにもサプリメントを置いているケースが多い、
やはり、医療制度が日本と違い、保険が無茶苦茶高いので病気になる前にサプリで未然に防ごうとするのかもしれない。


今日も食材を買いにスーパー行ったついでにサプリメント コーナーで色々と見てきた。
係りの人がいて、その辺でブラブラしているので色々と相談できるのもありがたい。
髪の毛が薄いんです、こんな症状の毛ですがオススメのシャンプーは?とか、
血圧のサプリ、糖尿のサプリなど気軽に質問できる。
今日の係りはナンシーさんだった。


さて、私が身体の不調を気にし始めて、ながーく遠ざかっていたドクターに
行くようになったのは、ムシ虫)の知らせがあったからです。


5年前の夏、うだるようなベガスの夏の夜、窓を開けて寝ていたのだったと思いますが、
が1匹、耳の中に入ってしまいました。
大した事は無いだろう、そのうち出て来るだろうと思ったのですがナカナカ出てこない。
は光が好きだから懐中電灯でライトを当てれば出てくる!」と自信をもって同僚が言うのでやってみたが、ダメ。
「ダメだったか~そのは光が嫌いなタイプかもしれないな~、光が好きならわざわざ暗い耳の中に入って行かないか、もっと中に入っていちゃう ハッハハ~」とまったくの他人事。お前こそがダメと思た。


何をやってもムシ(虫)は元気よく、オジサンの耳の中でガサゴソやっている。


もう限界だ!と思ってドクターに行った。


「ちょっと痛いよ~」と言って耳の中に暖かいオイルを注射器で注入すると、
ナント、オイルと共には出て来た。
こんなのが1日中オジサンを苦しめたのかと思うほど小さいムシ(虫)だった。


決まりなので、血圧を調べるとドクターが言う。
オジサンは血圧には自信があった。今まで基本的に血圧は引っかかった事はなかった。


だから「血圧が160近く高いよ」と言われた時はショックだった。


耳にが入ってイライラしていた理由もあった。
しかし、ドクターは定期的に調べろと言うのでアポをとって血液検査などをしてみると、色々と出てきた。
その都度、問題は対処して良くなったが、あのムシが耳に入って来なかったら、
ドクター嫌いなオジサンが身体を調べてもらう事は無かったので病気になっていたかもしれない。


ムシ(虫)は自らの命を犠牲にして、オジサンの身体の不調を教えてくれた。
(出来たらアノ虫のお墓を作ってあげたかったほど感謝している)


コレこそが本当の虫の知らせだったのである。



この話を、オジサンの業界のシーラカンスと呼ばれ御年72歳であられる会社のS師匠(部長)にすると、
ムシ出来ない話だね~」と切り返してきた。


皆様も虫の知らせにはくれぐれもムシしないようお願いします。


こんな感じで今日の日記ブログを終えるのはムシが良すぎるかな~(クドイカナ)。

世の中物騒ですね。

ラスベガス今日の写真

チタンで出来たポパイの像、ポパイ懐かしいですね。


全てが、生花で出来てます。花屋は儲かります。



ベガスはThanks givingからクリスマスまで の期間は大変暇になります。


この期間をアメリカではホーリーシーズンと呼んで、その名の通りイエス様の誕生を祝う飾り付けや、ホーリーソング(聖歌)が町を覆います。
なんだかんだ言っても、アメリカはクリスチャン ネーションと感じる期間です。


こうした聖なる(ホーリー)時期にSIN CITY(罪の町)と自ら呼ぶラスベガスに来ることは控えてしまいますよね。


2ヵ月前のアメリカ史上最悪を呼ばれる銃撃事件もかなり影響があると思います。
旅行会社によれば旅行客の予約がかなりキャンセルされたとも聞いてます。


最近聞いた話では、犯人の持っていた自動小銃の半分は故障があり、弾が途中で出なかったようで全部撃ち切っていたら更なる犠牲者があったとか、ぞっとする内容です。


ラスベガス、アメリカのみならず危険と隣り合わせの私達です。


アメリカ人と、そんな話をすると
「何言ってんだい、アメリカはお前の国よりよっぽど安全だ」と言われました。
「なんでだ?」と聞くと。


「お前の国は銃弾ではなくって、隣からミサイルが飛んでくるじゃないか」との事。
確かに、ミサイルの破壊力の方が大きいですよね。


「The snake is everywhere. 蛇は何処にでもいる」と言う事でしょうか。


個人の力では、上から降ってくる物を防ぐのは難しいですが、
家の戸締り、車のロック、財布の確認などの身の回りの安全確認は必要ですね。


最近まで銃のコンベンション(展示会)が2万人を集めて行われましたが、世の中物騒になると銃が良く売れるそうです。
いやはやなんとも。

オジサン危機一髪!

今日は日曜日、ゆっくりと朝を迎えた。時計を見たら7時だ。
いつも夜中の3時に起きているので満ち足りた朝だ。人生はこうでなくてはいけない。


今日は日曜なのにニュヨーク本部から特別な営業ミーテングをやるのでインターネットで参加するようにと連絡が入った。
2時間かかると言うので、声だけ出て、あとはお釈迦様の涅槃のポーズにしようとしたが顔も映るらしい、残念。


奥様は「それじゃ~昨日、友人に超美味しいスパゲッテーの作り方を教わったので、ミーテング中作ってあげる」とおしゃられ、
朝から近くのスーパーに二人で買い物(昨日から買い物ばかりのような)に行った。


私のミーテングが終わっても超美味しいスパゲッテーを作られている、約4時間もだ。


奥様によれば、このお友達は料理道を極めている方で、ビーフシチューは一日がかりで作られるそうだ。


何でも旦那様がシリア系アメリカ人のお金持ちの出でして、食事は素材からと言う主義、冷凍食品とか、インスタントの物は一切使わない。
チョットやりすぎと思うのだが、丹精込めて作られのでナルホド味に深みがある。


奥様は、この友人から教えて頂いたレシピで超美味しいスパゲッテーをオジサンの為に作ってくれたのです。これは愛である。
確かに、超美味しかった!ベガスに帰るので弁当にして持ってきた。


奥様には、この「料理道の指南」の友人と、
4分クッキングを得意とする「手抜き料理の女王」なる友人もいる。
「〷さん、私が4分で作れる手抜きの仕方を教えてあげましょう~」と言うそうである。
(たぶん冷凍物のアレンジ)


オジサンとしては料理に4時間も掛けたら大変なので、40分ぐらいで十分であるが、
身体がきつい時は4分クッキングの手抜きでもいいと思っている。しかし毎回は嫌である。7対3ぐらいの比率かな⁉


料理と言うのは不思議なもので長い時間かけて作っても、食べるのは一瞬ではあるが、
心に残る料理がある。


昔、母が作ってくれた料理の味は暖かな思い出としてズート、心に残っている。
特に家庭料理は物を食べるだけでは無いと思う。


さて、ラスベガスに行かなければならない


運転中に聞く音楽をダウンロードしておいた。ほとんどが、昭和の懐メロである。
美空ひばり、岩崎宏美、ピンクレディー、百恵ちゃんにアニソンの水木一郎などなど。
やはり、昭和の歌はオジサンによく合う。


ノリノリで車を走らせた。平均82マイル、132キロのスピードだ。
1時間半ほど運転してビクタービルの町を過ぎた時、ガソリンがほぼ無い事に気づいた。


ガ~ン!!


プリウスのガスメータがウルトラマンのカラータイマーの様に点滅しているのである。


次のガソリンスタンドがあるバーストまで32マイル(約51キロ)である。
それまでは砂漠、何も無い!


オジサン危機一髪である。


普段はビクタービルでガスを入れるのだが、昭和の音楽にノリノリすぎた。
ピンクレディーが良くなかったか⁉ いや水木一郎のタイガーマスクの歌か⁉


オジサンの顔にちびまる子ちゃんのような縦線がサーと入った(同郷の出身です)
頭の中で「わたしバカよね~おバカさんよね~」と細川きよしの歌がひびいた。


オジサンはどのくらいまでガスが持つのかを激しく計算した。
この砂漠の中で車が止まればおしまいである。野垂れ死にだ。


まず、すべてのガスをエンジンだけに使うため暖房を切り、音楽を止め、ヘッドライトも消した。
車の速度も、ガスをあまり食わない60マイルまで下げてアクセルは軽くふかすだけ、
後はプリウスの燃費力に賭けるのみだ。


昔テレビで見た爆撃機の映画を思い出した。
被弾したガスタンクから燃料が漏れたため、基地に着くまで重い物を捨てて、プロペラが止まらないように無駄な物を捨てて行くのだ。


緊張のあまりトイレにも行きたくなった。


膀胱炎は治ったが、オジサンの膀胱力は弱っている。二つ目の危機が襲ったのである。
(話が見えない方は12/6のブログ 菌は危険 PART 2を参照してください)


後は祈るだけである。
「プリウス君 頑張れ!止まってはいけない! 膀胱もがんばれ!」


そして、バーストの町が見えてきた。


あたかも難破した船が、島影を見たような感動である!


何とかガソリンスタンドになだれ込み、2つの問題を解決した。


危機は去ったのであった。


よく頑張ったプリウス君には普段はレギュラーだが、御褒美にハイオクのガソリンを入れてあげた。


オジサンも御褒美にトイレの横にあった宝くじを買った。
当たったら191ミリオンである。


晴れ晴れとガソリンスタンドを出る時には、きれいな夕日がオジサンとプリウスを温かく祝福するかのように照らしていた。



オジサンは、また宝くじが当たった時の夢を見て、夕日の中をニタニタしながら車を走らせるのであった。
(話が見えない方は11/27のブログ ヘッドライト、テイルライトを参照してください)