砂漠の弾丸 High Speed Train
ラスベガスとロサンゼルス間に高速鉄道を通す話は15年前から聞いていたが実現した試しがない。
現れては消える高速鉄道の話しには、この目で見るまでは信じませんと思っていたが、ひょっとしたら今度こそは大丈夫かもしれない。
砂漠の弾丸 Brightline High Speed Rail プロジェクトだ。
完成は2028年予定の夏季ロサンゼルス オリンピック開催に間に合わせたいようだ。
日本人なら「日本の新幹線持ってこいや〜‼︎」と叫びたいところではあるが車体はドイツのシーメンスが作るそうです。
日本の新幹線は世界最高峰の安全システムで事故を未然に防げるようにしているので、車両は軽量化の為にアルミ合金で作られている。
しかし、脱線事故が多いアメリカではもしもの時に被害を最小限に抑える為に、車体が頑丈でなければならないと考えるそうだ。
テキサス州では何年もかけて日本の新幹線の安全基準が適用される事がやっと決まったが、土地の権利問題で完成予定が延長している。
その点ラスベガスまでは砂漠だらけなので土地問題はクリアされるだろう。
さてラスベガス-ロサンゼルス間を高速鉄道だと2〜3時間で行けるのは魅力的だ。
車の運転で4〜5時間だが、渋滞にブツかって8時間になる事もあった。
全米をドライブしたこの私でも、年を取ってからは骨身に染みてドライブはきつい。
飛行機は1時間だが空港に1時間前に行かなければならないし、結局なんだかんだでロスの家に着くのには4時間かかる。
高速鉄道と言う選択肢があれば是非使ってみたいものだ。
完成する2028年にはラスベガスの会社も引退しているだろうが、静岡、ロサンゼルスに次いでラスベガスは第三の故郷みたいものなので気軽に来たい町である。
課題は料金かな。
ハイブリッドのプリウスで運転して行き帰りでガソリン代が約$55。
いつも使っている格安航空券は行き帰りで$75〜$110。
となると行き帰りで$100ぐらいでないと厳しいかな。
でも選択肢が多ければ渋滞も少なくなるし、飛行機代も低く抑えられる事を期待しよう。
今度こそ完成してくれよ。