砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

「大人の遠足」その2

サンデエゴで迎えた朝は空気が美味しかった。


ベガスのカラカラ乾燥したものとも、ロスのよどんだものとも違う。

緑がより多いからだろう。


長男から「最近Family Day やってないね⁉︎」の一言から、思い立った「大人の遠足」だ。


彼も来年New Yerk に行くので、4人でのFamily Day は最後と思っているのだろう。


しかも奥さんの誕生日でもある。


朝食の後San Diego Safari Parkに向かう。



山2つぐらいの広大な敷地を使ったSafari Parkだ。


ベガスで同居しているステーブがサンデエゴ出身で「サハリを楽しむならプライベート トラックに乗れば色んな所に連れて行ってくれるぞ!」とアドバイスしてくれていたので、入場したらそこに向かった。


もう何人か受付に並んでいた。


「家族4人だがいくらだい?」と聞くと一人100ドルと言う。

ナニ〜入場料より高いじゃん!


4人で400ドルかよ!と思いながらオヤジとしての見栄で「OK I take it !」と言うと、妻子から「チョットチョット、そんな高いのはやめなよ!歩けばいいんだよ!健康の為にも歩こうよ!」と僕を正気に戻してくれた。

「オヤジご乱心〜!」


そう!我ら小市民に一人100ドルはありえない。


と言うことで、Safariをなるべく歩く事となった。


檻の中の動物と違い、確かに伸び伸びとしている。




しかし、広大なエリアを夏に歩くのは初老の夫婦にはチョットきつかった。



「いや〜、こんだけ歩いて汗かいたら、ずいぶん脂肪を燃やせたね」と歩く事の意義をポジティブに語るが無言の反応。



坂を登ったり下がったりで、最後の30分は「出口はどっちの方向だ〜⁉︎」の八甲田山状態となる。




アイスクリームを場内で食べて糖分補給して、なだめなだめ出口にたどり着く。




奥さんがひと言「コレじゃSafari Park じゃなくて、Suffering (苦しむ) Parkだよ!」


忘れぬ誕生日となった。


ゼイゼイ言いながら歩く私達を、日陰でのんびり見ている動物達にはどう見えるのだろうか。



無事に出口にたどり着き、いっぷくすれば「一人100ドルのトラック乗らなくても結構楽しかった〜」と振り返る。




オヤジとしての仕事を終えてひと段落だ。


後は月末のクレジット カードの支払いの恐怖だけが頭をよぎる。


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