ゆとり君とさとり君
朝から冷凍、乾物物の仕入れをしているG君が「コノゆとり君はダメだ〜!」と頭に来ている。
仕入れ先の担当者の対応が悪いらしい。
アメリカの都市は嘗てのロック ダウンが嘘のように、人が溢れ賑わっている。
レストランも満員で忙しい。
しかし色んな食材の需要が増えているのに、供給が間に合わない。
アメリカ国内の流通は回復していても、まだコロナから回復していない海外からの商品は物不足が続いているのだ。
そうした状況なので、商品の在庫があるか、プライスは、何時送れるかなどの情報は急いで欲しいのだ。
ところが某業社の担当は「質問等は電話やテキストでは無くE-mailでお願いします」と来たもんだからG君は頭に来た。
その業社の社内ポリシーでは無く、個人的なポリシーなので困ってしまう。
G君はそれを「コノゆとり!」と怒っていたのだ。
(彼の上司に電話して情報は得れましたが)
仕事が終わって、上司が励ます為に「ウナギでも食べに行くか?」と言うと。
「僕は夜の時間は自分の趣味に使うので、そのウナギは自宅まで宅送して頂けますか」と言われた。
なんて言う冗談のような話もある。
ゆとり世代は1987〜2004年生まれの「詰め込み教育からゆとり教育へ」の教育方針の転換がされた世代だ。
検索すると特徴としては
*仕事よりプライベートを重視
*指示がないと自分から動かない
*挫折から立ち直れない
*物への執着が薄い
*恋愛や結婚への興味が薄い。
隣りで聞いていたS君が「僕はゆとり世代ですね〜」と唸っていた。
なるほど、3無主義と言われながらも「巨人の星」や「明日のジョー」などのスポ根マンガで育って来た僕達の世代とはチョット違うかも知れないな。
最近では「さとり世代」なる者達もあるそうだ。
*大きな夢や高望みをせず、変に自分の人生を「こんなもの」と悟ってしまっている。
*ブランドに興味も無い
*休暇を外より自宅で過ごすインドア派
*友達も広い交友関係より、気の合う人しか付き合わない。
*現実的合理的思考
う〜ん、このさとり君、何か息子に当てはまる内容だ。
何か燃え上がるようなスポ根マンガは、いまはもう流行らないのかな。
明日のジョーの「灰のように燃え尽きたい」と言う気持ちは理解不能だろうか。
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60過ぎても燃え尽き足りないオッサンも、彼らから「ウザイ」と嫌われるかな〜。