砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

レター その3

さて、初めて頂いたラブレターであるが「マボロシのラブレター」と成ってしまった。
オジサンは読んでないのである。


レターは来たのだが、兄がそれを読んで誤字脱字が多いと言う事で、訂正して返したそうだ。
「青い山脈」ではないが「恋」を「変」とでも書き間違えていたのであろうか。


ナント、お婆ちゃんも読んだそうで
「お婆ちゃん手紙読んだの?」と聞くと,二ヤ~とうなずいた。


手紙に未練は無かったが「なんちゅう事するねん!」と思った。
田舎の農家の次男坊には人権は無い時代であった。


半世紀ほど前の話なので記憶が曖昧ではあるが、
おそらく、兄より先に「ラブレター」なるものを貰ってしまったのが、まずかったかもしれない。


かくして最初のラブレターは、マボロシと化したのであった。


その後も浮いた話の一つも無く、男子校症候群を引きずりながら高校、浪人、大学生生活を終えるオジサンであった。
男子だけを中高6年間山の上(ほんとに山)で修道生活されるのはいったい良い事であろうか?
やはり、生き物は陽、陰の調和が重要なのでこれは不自然である。


面白い事に男子だけ集めていると、その中でより男性的になる奴と女性的になる奴が出て来るようで、オジサンの学年でも「オネーちゃん」と呼ばれていた奴が2人ほどいた。
不思議なものである。


この「女性を美化、理想化しすぎる」男子校症候群は、さまざまな訓練によってだいぶ免疫が出来たが、もしかしたら、いまだ引きずっているかもしれない。


ちなみに女子校症候群もあるそうですよ。

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