砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

アルハンブラ

日曜日に隣町アルハンブラのファーマーズ マーケットに行ってきた。


奥様が散歩がてら野菜を買いたいと言うのでお供した。


ファーマーズ マーケットは周辺の農家が農作物などを持ち寄って週一で行われる自由市場だ。


奥様が買い物している間、オジサンはその周りをプラプラしていた。

皆さんこの暑いのにマスクして大変です。


さすがにコロナ禍でかつての賑わいは無いが、カリフォルニアの青い空の下、気晴らしで買い物に来ている人達も多いのだろう。


ここはアルハンブラ市役所とアルハンブラ高校の挟まれたストリートだ。


高校のマスコットキャラクターを見てチョット驚いた。

「MOORS」とある。

アメリカの学校は全てマスコットキャラクターがある。

動物や戦士を使う場合は多いが、西アフリカのイスラム教徒を指すムーア人をキャラクターに使うのは少々驚いた。


まあスペイン グラナダの至宝「アルハンブラ宮殿」の名を付けたアルハンブラ市なので自然の流れであろうか。


ムーア人と言えばシェークスピアの「オセロ」が有名です。


オセロが愛で苦しむムーア人戦士なんですよね。


ムーア人はスペインを征服していた事もあり、高度な文化を持っていたので力強いイメージがあるのかな。


さて、面白いのがムーア人のキャラクターを使っている高校の正面にある市役所のモザイク画である。


何と高校のムーア戦士に対抗する様に真正面に十字軍騎士の様な画があるのだ。


何ともアルハンブラの名に恥じない多様性を持った町である。

因みにこの町は40%以上がチャイニーズになっている。

ますます多様性が深まった。


十字軍騎士とムーア戦士の狭間のファーマーズ マーケットで値段交渉バトルをしている奥様を見ながら、ボンヤリとシェークスピアの「オセロ」が頭に浮かぶオジサンでした。

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