「林住期」
さて、今オジサンはこの本を読むか否か迷っている。
五木寛之の「林住期」だ。
古代インドでは生涯を四期に分け
「学生期」青年時代 :心身を鍛え、学習し、体験をつむ。
「家住期」社会人の時期: 就職し、結婚し、家庭を作り、子供を育てる。
「林住期」50歳から75歳位 、仕事や家庭から卒業し林の中で住むように、自らの人生を深め瞑想する。
「遊行期」75歳以降は林から出て思いのまま遊行し、道を説き、人生の知恵を人々に授ける。
さてオジサンはこの「林住期」真っ只中だ。
この期間を人生の黄金期にする為に如何に生きるかという内容である。
残念ながらオジサンは50歳から林では無く砂漠に住んでいる。
子育ては奥様に任せて既に砂漠の修行生活だ。
30代のある時期にサンフランシスコの北にある山中の森で生活した時があった。
森や林は好きである。
ガラガラ蛇もいたが鹿やウサギ、熊にたぬきにスカンクと楽しい動物がいたが林の中の緑に囲まれた静寂は好きだった。
夜なくフクロウの声も懐かしい。
林であろうと砂漠であろうと自分の人生を深く見つめて価値あるものとするのは確かに重要である。
この本はオジサンが買ったわけでは無い。
近所の年配の日本人が読んだ本を奥様に下さるのだ。
先回ロスに帰った時に「リンジュウキ読む?」と聞かれて「臨終期」と思いドキッとしてしまった。
今日「政府が70歳まで継続雇用 企業に努力義務」というニュースが目に入った。
やれやら「林住期」も忙しくなりそうだ。
時間が出来たら読んでみようかな。